ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4906,世界の美しさをひとつでも多く見つけたい ー1
                   『世界の美しいさを一つでも多く見つけたい』石井光太著
    * 小さな神様見つけ方  〜@ 幻のプロ歌手への夢  
  前回取り上げたー『レンタルチャイルド』の著者、石井光太の最近の著書を図書館から借りてきた。
『世界の美しいさを一つでも多く見つけたい』である。 その中にあった‘小さな神様の発見’が良い。
  まずは、インドネシアのストリートチルドレンの「小さな神様」の話である。
≪ストリートチルドレンたちは常に飢餓や伝染病の危険に瀕していますが、決して意気消沈している
わけでない。街角で友達と追いかけっこをしたり、肩を組んで流行の歌をうたったりしています。
私はそんな姿を見て、彼らの精神力の根本には何があるのかと不思議に思っていました。ある日、
私は理由を知ることになります。何人かの子供たちと話をしていたら、共通する逸話があることに
気づいたのです。 それは彼らの希望ともいうべき話。次のようなものです。
 『この国は貧しいから、ストリートチルドレンとして育った子供は多いだろ。だけど、歌さえう
まくなればお金持ちになって楽しい暮らしができるようになるんだ。昔、この町のストリートチルドレンに
毎日歌をうたって上手になった人がいた。彼は路上で歌をうたって施しを求めていたところ、
音楽プロデューサーにスカウトされてプロの歌手に。瞬く間に有名になり大金持ちになった。
僕もそうなるんだ。毎日路上でうたいつづけているのは、これが僕にとって成功する方法だからだ。
僕は先ぱいのようにプロ歌手になって大金持ちになるんだ』  似たようなことを多くのストリート
チルドレンが喜々として語っていました。彼らによれば、ストリートチルドレン上がりの歌手は
何人もいるそうです。ストリートチルドレンにとってこういう歌手は目標になっている。
彼らは学校教育を受けていないため大きくなってもまともな仕事に就けることはほとんどありません。
だからこそ、プロの歌手になることを目指して毎日歌をうたいつづけている。私は何人もの子供たち
からこの話を聞くにつれ、「プロの歌手」というのが誰だか気になりました。
ある日、レコード販売店を訪れ、その歌について尋ねてみたら、店長はきっぱりと、
『そんな歌手はいないよ。ストリートチルドレンたちの妄想だろ。路上で育った子供は
社会的な常識もなければ、麻薬で体はボロボロになってしまっている。』 ≫
▼ チャップリンが似た状況から、歴史的喜劇役者になった事例がある。しかし、そこは欧州の話。
 インドネシアでは不可能だろう。その中で、小さな神様という共同幻想をつくり、信じることも
必要だろう。ムンバイのギャングに売られたり浚われた子供たちは、その中で、マフィアたちを慕って
いる。彼らは、やさしくしてくれるからである。そして、それぞれが、それぞれの「小さな神様」を
見出している。 ところで私の小さな神様は何だろう。ありきたりだが、私は両親である。 
母親が常日頃の口癖、『私には、幼い頃に亡くなった父親の背後霊がいて、子供の頃から
私を守っていてくれていた!』 幸せな人と思っていたが、68年の人生を振り返ると、極限に
なると両親から受継いだ体質が自分を守っていた。 ただ末っ子のファザコン、マザコンで
しかないが・・ 有難いことである!     ーつづく
・・・・・・
4539, 閑話小題 ー新富裕層の出現と移住
2013年08月20日(火)
 一昨夜のNHKスペシャルで、日本やアメリカなど新富裕層が節税のため税率の低い国への
移住する人々を取り上げていた。株式の利益に対しては税金ゼロ。所得税も、日本の4割未満とか。 
日本はシンガポール、アメリカはプエルトリコ。   ーNHK・HPの番組内容の説明によるとー 
《 世界中で巨額の資産をもつ新富裕層が増えている。経済のグローバル化や金融の高度化により、
短期間で富を築くことができるようになったためだ。こうした新富裕層を自国に移住させて経済を
活性化させようという国も増えている。 所得や金融取引にかかる税金を安くすることで、やり手の

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08月20日(水)
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