ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6890,閑話小題 〜安楽死の選択 ―2
そして2001年の9:11テロと、報復のアフガンとイラク戦争。2008年のリーマン
ショックと、東北大震と福島第二原発事故が起こった。そして全国各地で地震と
火山噴火が相次いでいる。その流れからして、朝鮮有事があっても不思議でない。
こうなると、‘ブラック・スワン’と呼べないかも。 ここで、
< 毎日たんまり餌をもらって暮らしていた経験主義的な七面鳥は、
「世界は気前よく餌をくれる人間でいっぱいだ」という世界観を抱く>と。
ある朝、起きて開戦勃発を知った数日後に、それまでの世界が一変する。
去年の一年間で、北朝鮮の難破船、いや魚舟が100数舟も死体とともに漂着した。
ミサイルを日本上空を超えて何度も打込み、「東京を火の海にする!」と恫喝。
5年前とは全く違った状況に。一年後の正月明けの今日、どんな状況で、この
文章を読むことになるのだろう。 「その前に、病死の心配しろ!」ですか。
―――――
4381, ブラック・スワン −1
2013年03月15日(金)
「ブラック・スワン ―不確実性とリスクの本質」
ナシーム・ニコラス・タレブ著
衝撃的で、世界の見方は一変しなくとも大きく変わるはず。近くに数羽、
来ているが、何の化身か分からない。とてつも恐ろしそうなのは分かるが…
人間など儚いもの。 ーまずは、アマゾンのないよう説明からー
■「ブラック・スワン(黒い白鳥)」とは何か?
むかし西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていた。そのことを疑う者
など一人もいなかった。ところがオーストラリア大陸の発見によって、かの地
には黒い白鳥がいることがわかった。 白鳥は白いという常識は、この新しい
発見によって覆ってしまった。「ブラック・スワン」は、この逸話に由来する。
ほとんどありえない事象、誰も予想しなかった事象の意味である。
タレブによれば、「ブラック・スワン」には三つの特徴がある。
一つは予測できないこと。 二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。
三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、実際
よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられ
たりする。
■ 世界の見方を変える書
私たちは自分で思っているほど実際には物事をよくわかっていない、とタレブ
は言う。彼はそんな現象を長年研究してきた。私たちはどうでもよくて取るに
足らないことにばかり気をとられてしまう。そして相変わらず重大な事件に虚を
つかれ、そんな事件が私たちの世界を形づくっていく。本書でタレブは、私たち
にはわかっていないとわかっていることのすべてを語る。
「ブラック・スワン」に立向かい、それを利用できる驚くほど簡単な方法を提示。
ーまずは、レビューよりー
≪ ブラック・スワンが象徴するのは、理論というものを「検証」することは
非常に難しく、「反証」することは非常にたやすい、ということ。我々は常に
ブラック・スワンを発見してからしか、ブラック・スワンを含む理論を作れない。
サブプライム問題に代表されるような、ファイナンス理論が想定していない事態
は、そもそも理論で管理することが不可能なこと!金融論や投資理論を少し聞き
かじると、リスク、期待値、確率、変動率などわかった気になる。
しかし、そうした業界で議論されているリスクとはカジノゲームと同じで計測
できるリスクに過ぎず、私たちが現実に直面する現実は、計測自体不可能な
不確実性の方が圧倒的に多い。そしてちょっと判った気になった程度が、実は
一番危険だと本書は教えてくれる。「黒い白鳥」とは極めて稀な出来事の象徴。
一羽の黒い白鳥が舞い降りただけで、それまですべてのことが崩壊する。
しかも、世間は判りやすい講釈のついた黒い白鳥には過剰反応する一方で、講釈
になじまない黒い白鳥の存在可能性は無視される。それが重大な結果をもたらす
にも関わらずだ。毎日たんまり餌をもらって暮らしていた経験主義的な七面鳥は
「世界は気前よく餌をくれる人間でいっぱいだ」という世界観を抱く。ただし、
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01月25日(土)
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