ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6108,閑話小題 〜再び「幸福アドバンテージ」について −3
受けていたのです。その率、40パーセント。
京大医学部ば、東大医学部と双璧をなす最難関の学部として知られています。
卒業後は、ほぼ100パーセントの人間が医者になります。やりがいだけでなく、
高い社会的地位も報酬も得られ、まさに一生食いっぱぐれない安粛な人生を
約束されたはずのエリート中のエリートたちが、なぜ私の起業論の授業を
受けるのか?不思議に思い、私は学生にヒアリングを試みました。
すると、こんな答えが返ってきたのです。
「この国では、医者になったって幸せにはなれない」
「もう昔のように、医者髄お金持ち、という時代でもない」
「やりがいだけではやっていけない。新しい方法を見つけないと」
彼らは自分の将来に対し、明確な不安を抱いてました。》
▼ 医者の卵でも、勤務医より開業医の方が遥かに恵まれていることと、
その開業(起業)のための知的準備を学生時代から始めておくべきも
知っている。だから、連れあいも、医師とか、資産家の娘の中から、
探すことになる。医師を目指そうというのは、本来、ある程度の資産が
必要条件である。開業するには、医師としての特性がなければ成立たない。
その特性を磨くには学生時代からの長期のリベラルアーツが必要となる。
「鬼に金棒」の金棒と、使い方は、学生時代から準備すべし、ということ。
・・・・・・
5011,幸福優位7つの法則 −3
2014年12月03日(水)
【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
* 法則2: 心のレバレッジ化
この法則は、マインドセットを変えて「気の持ち方を鍛えよ」ということ。
オバマが大統領になってから、黒人生徒の成績が飛躍的にのびて白人との差が
無くなった。黒人の自己不信が白人との成績の差になっていたが、オバマ効果
で、無くなったという。三年前の節目時などで実感することは、どんなこと
でも、少し視点、支点を変えてみると、全く違ってくること。過去の経験で、
ある程度は分かってはいたが、最悪?の事態が、もしかして、最善ではないか
という支点を変えると、その要素が幾らでも見えてくる。ーその辺からー
≪・シーソーで、支点を動かせば状況は変わる。大きな子の方に支点を
近づければ、その子の側が持ち上がりやすくなる。もっと近づければ、
今度は小さい子の方が大きな子よりも効果的に体重を使えるようになる。
さらに近づければ、最後には小さい子はシーソーから降りても、指一本で
シーソーを動かし、大きな友達を持ち上げることもできる。つまりエネルギー
が働く点を動かせば、シーソーを「天秤」から「強力なてこ」に変えられる。
これがまさにアルキメデスの言わんとしたこと。十分な長さのテコと、これ
を置くことのできる台(支点)があれば、地球を持ち上げることさえできる。
私は、人の脳もこれと同じように働くのではないかと思った。潜在的な
可能性を最大にする力は、二つの重要な要素に基づく。一つはテコの長さ、
つまり「自分が持っていると信じる潜在能力や可能性」、もう一つは支点の
位置、つまり「変化を起こす力を生じさせるマインドセット」の二つである。
・チームは幾つかの実験を行なった。アジア人女性を集めて2日に分けて同じ
難易度の数学のテストを受験させ、最初のテストの前には「女性は男性に
較べて数学が苦手」という話しをし、それを考えてもらってから試験を開始。
次に2回目のテストの前に「アジア人は他の人種よりも数学能力が高い」と
いう話をし、それを考えてもらって受験させたところ、2回のテスト問題の
難易度は同じだったにも関わらず、2回目のテストは1回目より飛躍的に跳ね
上がった。難しい案件や困難な仕事に立ち向かう時には、意識して自分が
優れていると、自分が自信を持っていると考えるようにすれば良い。
・他に「自分の能力はどんどん向上する」と考えている学生と、
「自分の能力は固定されている」と考えている学生をそれぞれグループ
にし、一定期間ごとに英語の能力を計測した香港大学の事例も興味深い。
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12月03日(日)
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