ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[382683hit]
■5312,閑話小題 〜リーマンショックから、まる7年
もらえる可能性)を信じるか否かによっている。楽観論も帝国循環も、国際通貨
としてのドルの流動性に対する信頼の上に成り立っている。
またサププライムローンが安全な資産と信じられたとき、複雑に組み合わせて
証券化がなされ、世界に受容された。ところが暗転して安全性に対する不安が
広まると流動性は低下した。それが信用不安からドルに対する信認の低下に
及んだのが、今回の危機である。 問題は、資金や貨幣の流動性に対する信頼が、
何らかの確固とした根拠にもとづくものではない点だ。
バブルは資産に対する強気の集団心理が引き起こし、不況は不安に起因する。
どう対処すれぱ人々の信頼が回復されるのか、断言できないのである。
* 処方箋、どれも不完全*
危機への処方鰍としてJ・E・スティグリッツは、銀行経営者の個人的報酬と
社会的影響に均衡を図る政策の必要を挙げている。 金子勝はより具体的に
公的資金の強制注入と、銀行経営者の法的責任の検討とを提唱する。
益田安良は正反対に、注入先の再建が進まないときの国民負担を考慮し、
救済に疑義を呈している。 筆者は金子案に共感するが、根本的にはどの案も
絶対の策とはいえない。日本では、03年のりそな銀行への公的資金注入が外資に
「日本政府は銀行は潰さない」というアナウンスと受け取られ、株価が上昇した。
しかしそれとて社会心理の機微にすぎない。
資産に対する信頼は、工学的に管理できるものではないのである。
ーーー
評)以上だが、国際通貨としてのドルの流動性に対する信頼の上に成り
立っている世界システムがアメリカ自身が自ら叩き壊してしまった。
そして、その大混乱が、この9月15日をもって本格的に始ったのである。
誰が一番困るか、日本と中国である。10年、20年スパンで考えると、
当のアメリカは均衡縮小するだけで困りはしない。ただ同然で刷った札の
価値が下がっただけでしかない。 結果として、それを持たされた日本が
丸裸同然になるのである。日本が汗水流して得た経常黒字を、アメリカ国債
を買わせて、ドルを回収してしまう循環をつくり強奪する「新・帝国循環」
というシステム。 それがサブプライム問題で爆発してしまったという論が、
的を得ている。ドルという絶対的基軸通貨が、ユーロ、元など幾つかに
分かれて行くしかない。我われは、それでもマネーを媒介とするしかない
のである。アメリア帝国主義の崩壊の後は、欧州、アジア、そして
アメリカ、という多極に分かれた通貨制度になるしかないのである。
・・・・・・
2014年09月30日(火)
4947,閑話小題 ー中古車価格は、格付け項目のチェックで決められる
* 中古車価格は、格付け項目のチェックで決められている
22年前のトヨタの「ソアラ」が大当たりで、大した故障もなく、これまで
満足をして乗ってきた。さすがに、この型のソアラを殆ど見かけなくなっていた。
その前も、やはり前の型のソアラを5年近く、その前はコロナを三年乗っていた。
ところが、この5月の車検で、修理に50万かかるといわれ、乗り換えることに。
そこで、急遽、車探しになった。新車への拘りはなく、まず中古センターを
一週間にわたって探し出したのが、ワゴン車『トヨタ・マークXジオ』。
ソアラに比べ出足しが弱いのが少し気になる以外は、満足している。
それにしても中古車の車種と、在庫量の多いこと。一週間探し回って知ったのが、
「全国共通の格付けがあり、それでに比例して値段が決められている」こと。
まず、価格と年式が、基本で、次に走行距離、車検時期があり、それに付属品、
タイヤ、人気が、加味された値段は、交渉で値切る余地が少ない。
中越地区の膨大の中古車から、個人事情で探し出すのだから、大変だが面白い!
ー私の事情は、
・自宅駐車場の家具としての家屋敷とのバランス。
・事故も考えて、中型以上。 セダンか、ワゴンには拘らない。
・何から三年の立場?を考慮して、目立たない、人に知られてない車種。
[5]続きを読む
09月30日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る