ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5275,閑話小題 〜義兄の葬儀で
メールでは感情を伝えられない。電話したり、直接相手に会うこと。
⑤ 相手の期待値を考慮していない賞賛や驚きは相手の期待値により変わる。
相手の期待を知って初めて効果があがる。
⑥ 仲間に頼りすぎている
最後は一人。「どんなことでも自分でできる!」と思い、自分でやるべきこと
をやらなくては何も進まない。人に頼りすぎると仕事の遂行が遅くなる。
⑦ 成功グセをつけていない
一つの成功は次の成功を呼び込む。まず実際に行動を起こし何かを
成し遂げる。著者は「彼の触ったものは黄金に変わる」評判がある。
⑧ 意思決定がいいかげん
「意思決定は恋人を決めるときと同じように」。多くの人が意思決定を
「一目ぼれ」のように扱っていることを嘆く。会議で他人の意見を聞くのは
「あの子のことをどう思う?」と聞いているのと同じ。 意見を聞きつつ、
注意深く意思決定を進めること。
⑨ 家族とうまくいっていない。
家族はもっとも重要。 家族と良い関係が、基本中の基本。
⑩ 好奇心をもっていない
成功者は何にでも興味を持つ。興味はイノベーションにつながり、
成功の鍵。起きていることすべてに興味を持つこと。
▼ 今さら金持ち云々など、関係ないが、それでも道理は面白い。
上手くいっている人は上記はクリアーしている。会社を創業し軌道に乗せるに、
ほぼ上記をカバーしないと不可能だが、それも震災ひとつで、パーである。
お金は、お金を意識しないで済む程度が一番よいという。年齢にもよるが、
一般的に100万ドルか、一億円が目安。
・・・・・・
3803, 哲学人 ー⑤
2011年08月24日(水)
ここでもテーマにした吉本隆明の「共同幻想」という言葉がある。
その典型が国家である。その元になっているのが、ウパニシャッド。
また信長が好んで舞ったといわれる部分の敦盛の歌詞
《 思へばこの世は常の住み家にあらず 草葉に置く白露、水に宿る月
よりなほあやし 金谷に花を詠じ、栄花は先立つて無常の風に誘はるる
南楼の月を弄ぶ輩も 月に先立つて 有為の雲にかくれり人間五十年、
下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり 一度生を享け、滅せぬものの
あるべきか これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ・・》
所詮は、幻想のようは儚い一生を鳥瞰した歌詞。
マギーは、ウパニシャッドを簡潔にまとめてあり、分かりやすい。
* ウパニシャッドとは ー「哲学人」ブライアン・マギー著より
【15、6歳のころ、世界の偉大な宗教の経典を集めた「世界の聖典]という
本を学校の図書館で見つけ、読んでみた。この本の中で、唯一、私の想像力
を心底かき立てたのが『ウパニシャッド』。驚いたことに次の記述があった。
「ー人間の知識と経験の全領域はイメージだけで成り立っており、そのイメージ
は流動的であって、永遠不変の存在を持たないのだが、それに対して実在する
現実は、永遠に存在するものであるけれども、我々は直接それを知ることが
できず、それを明確に把握することもできないー」。
私は自分の考えが目の前のページに、それも数千年前の昔の書物に載っている
のを見て愕然とした。そこには、さらに、私の思いもつかない説明まで書かれて
いた。それによれば、「私たちの心には無数の多様なイメージが浮かぶが、
そのイメージを去来させているのは、個々とのイメージと同数の、直接触れる
ことのできない対応物ではなく、あるひとつの大きなものである。
私たちは個人として生まれたときから分化し、死ぬと再びそこにとけこむ。
突きつめると、実際には、その大きなものしかない。互いに相容れることなく
個々に分離しているのは、イメージだけである。また、イメージはあくまで
イメージであって、主観的ではかないものである以上、そしてとくに、
人間には生来、イメージを独立して存在する事物と混同する傾向がある以上、
イメージを幻想とみなすのは、しかるべき理由があることになる。
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08月24日(月)
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