ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4971,閑話小題 ー飛行機の座席にみる社会構造
 狭い個室のなかで僕は格闘していた。冷や汗が止まらない。段差ぎりぎりに踏み込む
足裏が痛い。右手をそっと後ろへ伸ばす。もっと伸びないものかと、左手で右肩側方へ押しやる。
指先がそいつの先端にやっと触れた。大学に入学して初めてのバイト先。苛立った僕はその後、
事務員の女性たちに愚癒をこぼした。「あそこって不親切なつくりですよね。手を思いっきり
後ろへ伸ばさないと届かないんですもん。
ただでさえ洋式のスタイルに慣れきっているので、和式はたまらなくつらいんですよ」
僕の話を一通り聞いたあと、事務員たちは顔を見合わせる。ひとりの事務員が切り出した。
「あの……トイレヅトベーパーなら、後方ではなく前方にあるはずなんですが…ー」  京都 サトゲン
  * シンデレラ
 会社帰りに神田駅の西口で、階段につまずいて片方のハイヒールを落としてしまった・・・
拾おうと振り返ると、落ちたはずのハイヒールは私の足元にあり、次の瞬間、ストン、と
私の足に納まっていた。同時に、私の足元でひざまずいていた男の人が立ち上がり、
去っていくのが見えた。 我に返り慌てて振り返ったが、無数のサラリーマンの後ろ姿が
あるだけでした。                     岐阜県 横山奈津子
 * 洗濯バサミ
 我が家は山の上にある。 物干し台の横をいつもトンビがが通り過ぎる。今朝、洗濯物を
干そうとしたら、カゴのなかに、見たこともない洗濯バサミがひとつ入っていた。 長崎県 トンビ
 ▼ 片足のハイヒールを落とした瞬間、手にして足元で履かせるタイミングは、
 一生に一回あるかないか。 こういう思いもかけない偶然は、誰も経験しているが誰かに
話すチャンスがないだけ。それにしても奇遇である。「洗濯バサミ」、これもあり得る話。
野生の鳥は思いもよらない頭脳を持っている。そうでなくては、四季の変化のなかで
生き抜くことは出来ない。 こういう話は純真に聞き入れる方だ。
・・・・・・・・
3499, 経済予測脳で人生が変わる
2010年10月24日(日)
 ≪経済予測脳で人生が変わる!―「起こりえる未来」の読み方≫中原圭介 (著)
 ー内容紹介ー
 経済予測脳はすべての人に求められている! 日本はいまだ「失われた30年」の道半ば。
これからの厳しい時代を軽快に生き抜くためには、起こりえる未来を予測して、事前に手を
打っておくことが必要。経済予測脳をもっていれば、誤った情報やアテにならないエコノミストの
経済予測に振り回される必要はない。自分自身の経済予測脳で、「本当に起こりえる未来」
を見据えた人生の選択が可能になる。それができる人と、できない人とでは、どちらが豊かな
人生を送ることができるのか。
 〜 大まかにいえば、
≪ 経済を予測するには、経済学だけではなく人文科学を学ぶこと。特に混沌とした時代には、
時代そのものの本質と、変化をジックリと見極め、それに適合しながら生きぬかなければ
ならない。そのため、
*「歴史学」を学ぶことにより、過去を振り返り未来に向けてどう進むべきかを考える力を養い
*「心理学」で、経済の非合理的な(=人間的な)動きを理解し予想することができるようにして、
*「哲学」で、社会の本質的な構造と、それがどのように変化しているのかを捉えるようになる。
 経済学は合理的に行動する人を前提にしているが、人と社会は非合理的な側面が含まれるため、
色いろな基礎教養をベースの上で経済の先行きを読まなければならない。≫ というところか。
・・今度の世界的金融恐慌は、100年、250年に一度の衝撃的事件であり、そう見えすえれば
根底から経済予測が違ってくる。その背景には本格的情報化社会の到来がある。
これがグーテンベルグ印刷以来というより、人間が言葉を持ちはじめた20万年来の
革命的変化をもたらす。その代表例としてネットなどの情報手段の革命。
そのことを、明確に把握していないと、現在の状況を見間違ってしまう。 
この本は内容的には目新しいことは言ってないが・・・ 世界恐慌という事実を見極めて、

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10月24日(金)
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