ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6745,読書日記 〜「魂の」思想史 ―1
人間が認識することのできない「モノ自体(本当の世界)」がもともと存在して
いて、それを人間の感性で認識して初めてリンゴやストーブといった形が形成
される(主観的視点)。つまり、赤くて丸く見えるのはリンゴの仮の姿(人間に
よる見方)であり、リンゴの本当の姿を人間は知ることができない。〕
≪ ◉ オノラ・オニール
一部の風刺画よりもずっと共感を呼ぶカント哲学の独自の広い解釈を培って
きたように思います。どちらかというと、あまり知られてない本を読んで
欲しい。カントを広く探っていくと、実に多くの興味深いことがあるんです。
◉ スーザン・ニーマン
他の誰よりも勇敢です。彼の最も重要な洞察は、有るがままの世界とこうで
あるあるべきという世界との間に大きな溝があり、両者とも同等の価値を
持っているということです。だから絶えず心の中にそれら二つを留めている
必要があります。それは極めて難しい心構えです。非常に現代的です。
ある程度、危険と隣り合わせの生き方をし、フラストレーションが絶えない
ということですから。人はあれかこれか決めたがる傾向にあります。
◉ トマス・ポッケ
カントト言わざるをえない。理由は二つ。ただ単に素晴らしいが一つ。
カントは無尽蔵です。カントは読む度に、新しい発見があります。
だから、ありきたりだが、無人島に一冊持っていく本といえば、第一に
『純粋理性批判』を挙げます。もう一つは、哲学に向かうカントの真剣さ
が好きなんです。たとえば、倫理学に関して、彼は信じられないほど慎重で、
真剣でした。倫理学を真に重要なことであるかのごとく扱っているのです。
もっとも、何年とかいうスパンでなく、何世紀かのスパンでみれば、
最終的にそうであることが判明するんですけどね。
◉ A・W・ムーア
カントだね。一つには、彼の哲学には信じられない広さゆえです。
もう一つ、彼の哲学には信じられないほどの統一性があります。
それは驚きしか言いようがありません。 ≫
―
▼ 『純粋理性批判』に、三つの問いを挙げた。
(1)人間は何を知り得るか、(2)人間は何を為すべきか、
(3)人間は何を望んでよいか、の三つである。
アプリオリは、経験に先立つもの。...通常、客観的に存在すると思われている
ものにも理性の介入があって初めて、そのように認識するのではないか、と主張。
現時点でも、世の哲学者は、彼を超えることができない。
・・・・・・
6015,閑話小題 〜ペットの‘ピー’がビーッと鳴いて
2017年09月03日(日)
* ハロウィンのカボチャ
カラスが、あいも変わらず自宅の周辺で騒いでいるため、「カラス除けの
目玉の風船」を百均のダイソーに買いに行ったが、置いてなかった。しかし、
ハロウィンのコーナーにカボチャに悪魔の顔を記してある袋があった。
これなら、もしかして大丈夫か?と、買ってきたが、その前に、ペットの
‘マメルリハインコ’の鼻先に、突き出してみたところ、ビーッと鳴いて
羽根をバタつかせて枝から転げ落ちてしまった。その後、丸一日、籠の奥に
身を隠していた。ならばと、2Fの玄関脇の手摺に、目立つように括り付けた。
まる二日経つが、カラスは近づいてこない。 で、昨日、玄関先から周囲を
見渡すと、50m先の電線から、一羽の若いカラスが、ジッと偵察?している姿
があった。 目玉の風船「短期的には警戒するが長期的には効果がない」と
云うから、1〜2週間後には、再び騒がしくなるのだろう…
* スキップ・トレース (シネマ感想)
昨日のシネマは、ジャッキー・チェンが演じるドタバタ。内容といえば、
<ベテラン刑事が詐欺師を追ってロシアへ向かう。その香港警察の刑事と、
米国人詐欺師。刑事も、なぜか追われる身となり、大地を駆け巡る。>
他のシリアスの戦争ものと、迷った挙句、「逃げ回る背景の大自然が卓越
していて絶品}という言葉につられ、決めた。が、期待を裏切らなかった。
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09月03日(火)
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