ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6744,読書日記 〜『科学者が解く「老人」のウソ』 ―3
<「科学者が解く「老人」のウソ」武田邦彦(著) >
* 解ったような解らないような… 老後の話。
母親を51歳で看送り、さてと… 考えて、還暦まで9年で80歳を平均寿命として、
31年分を圧縮して生きることにした。その時点で思いついた一番遣り残したこと
を兎に角、実行することを旨としたが、還暦を向えて独りでほくそ笑んでいた。
「人生の良いところは還暦まで」という作家の言葉を信じてのこと。周囲には、
あろう筈がない「老後」を信じた反面教師が、ほぼ全員が貴重な事例として、
その実践の後押しをしてくれていた。本当に黄金の9年であった。求めたから
与えられた。 人生の前半から、後半への節目に母親が死をもって後押しを
してくれたような。3倍圧縮したコトに換金したことになる。その価値は10倍
あたり人生を豊かにしてくれたため、『老い』に対する恐怖は少ないようだ。
時どき、「何でこんな思いもよらぬことが起こる? 呆け現象では?」に遭遇。
これまでの行蔵が引力になっているのでは? とさえ。 心の中の奥座の魂が
引き寄せてくれるのだろか、それとも呆け現象?
〜Amazonノ内容説明では〜
「最近、老化が激しい」 「あたしも年を取ったわね」 「俺もそろそろ老後だ」
こう、呪文のように唱えていませんか?
そもそも、生物としての人間に「老後」なんてものはありません!
人生100年時代、人間は生物学的意味をなくした50歳からの50年を、何のために
生きるのか? 「老後」「寿命」「老化」「50歳からの病」「定年」…
…巷に溢れたウソを一刀両断。
人生は2度ある――こう考えればすべてうまくいく。
50歳からの目からウロコの人生論です。
――
〜出版社からのコメント〜
65歳から35年間も「老後」を過ごすのか?と不安に思う人が、50歳からの人生
を生き生きと明るく、健康に、生きるためのヒントが満載。人生100年時代を
生きる哲学です。 本書は、「人生は2度ある」ことを科学的に解いています。
「50歳までの第1の人生」と「50歳からの第2の人生」では、
生きる意味も健康概念も、大きく違ってくることがわかります。
=以下は本書の序文からの抜粋=
≪ ◎「老後」なんてものはありません
(「はじめに」より抜粋)
今、人生100年時代と言われています。 しかし、「高齢社会」「高齢者」
「後期高齢者」「定年」「老後」ノ言葉が世の中には溢れています。かつて、
あるテレビ番組では「定年後でも元気な人をどうするか?」などいうことが
語られていました。どうも、「年を取ったら定年がくる」という先入観に縛られ
ているように思う。 日本国憲法には「すべて国民は、法の下に平等であって、
人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的、社会的関係に
おいて、差別されない」と書かれています。憲法改正の議論が高まっていますが、
法の下の平等については、日本だけではなく世界中で、異論がないところ。
差別は禁止されているのですから、たとえ年を取ってやや疲れ気味になって
いるとしても、それによって一律の定年を決めるというのはおかしいのでは
ないでしょうか。これでは女性差別ならぬ「年齢差別」です。
でも、このような「年齢差別」とも言える言葉が出てきたのも、人生100年時代
というものを迎えて、初めての事態にどう対処すればいいのか、その概念がない
からだと思います。つまり、人生100年時代の人生哲学がないのです。
私は50歳以上の男性に「生きている意味はない」と言ってきました。
「あなたこそ、年齢差別をしているのでは?」
こう疑問に思う人もいるでしょうが、私の真意は違います。50歳以上の男性は、
「生物として生きている意味」がないということなのです。
それはどういうことか。 後に詳述しますが、女性で考えると、成長して結婚し、
子供を産み、育てるというのはほぼ50歳までに終えます。 男性も同じで、昔は
若い人には兵役や徴兵というものがありました。年を取って、体力が落ちて、
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09月02日(月)
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