ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6108,閑話小題 〜再び「幸福アドバンテージ」について −3
時給がこの範囲を超えることはほとんどないといっていい。
・そして、その上には企業に雇われていない専門家が入ってくる。 例えば、
人気ある弁護士クラスで3万円程度、外資系コンサルタントの雄、マッキンゼー
のシニアコンサルタントで8万円ぐらいになる。
〜こう見ると、日本人が普通に
働いたときの時給は、フリーターの800円からマッキンゼーの8万円まで、
100倍の範囲に収まってくる。1時間あたり報酬が1万円を超えたところから、
私は「エキスパート」と呼ぶことにしている。 ・・(略)
一方、さまざまな仕事のなかで時間あたりに稼ぐ効率が最も高いのは講演。
ビル・クリントン氏のようなアメリカの大統領経験者になると、1回の講演で
数千万円を稼ぎ出す。 大統領や首相経験者でなくても講演は稼ぐ効率が高い。
日本の有名人クラスは、1時間あたり100万円になる人もいる。≫
――
▼ 上記の事実は直視したくないが、この時代、親がかりの幼児からの読書習慣
による論理能力と、天才教育、いや秀才教育のベースがないと、キャリアには
なれない。家系からの恒産が、子供の恒心をつくるのが、現実である。
社会は、不平等、不公平、不自由、憎しみにより出来上がっている。
だから、建前としての、<自由、平等、博愛>を高らかにいうしかない。
とはいえ、自分の内面には、その徳を積上げておくのが教養。
孤独の部屋を持ち、そこで独学するしかないが、外には、外の世界が広がって
いる。で、私が行きついたのが、「個人主義」。これはこれで、維持するのが
難しい。「大変な人」そのものになる。個人が確立しにくい閉鎖社会では、
「和して同ぜず」は、逆になりがちになる。「付和雷同」でないと、生き辛い
のが事実。フワフアした雷同も、目先は楽しい。「何の取柄もない」が、
ベストの世界は、互いに掴みようが無い畜群になる。所詮、その一匹でしか
ないので、こう書いている。「世界は広く、深い」のに。
で、偶然だが、以下に文脈として続いていく。
・・・・・・
5376,武器としての決断思考 ーA
2015年12月03日(木)
ー武器としての決断思考〜 瀧本 哲史 (著)ー
* 人間を自由にするための学問を ーリベラルアーツ
高度成長期は、20年以上も昔におわり、今では時代は氷河期に入ろうと
しています。そこで選ばれし者同士の熾烈な戦い生じてくる。そのための
明らかなエリート教育が、これである。著者そのものが、更に選ばれし者。
自分自身の経験を、筋立てて教えればよい。 〜その辺りから抜粋〜
《 リベラルとは本来「自由」を意味する言葉で、アーツとは「技術」。
すなわち人間を自由にするための学問である。その基礎としての教養は、
10〜20代の若い時にそのベースをつくっておくべきである。
教養の起源は、古代ギリシャにまでさかのぼります。
当時の社会には奴隷制度があり、奴隷と非奴隷を分けるものとして、
学問の重要性がさけばれていました。かなり大ざっぱに言えば、
「学のない人間は奴隷として使われても仕方、ない」、ということです。
奴隷などというと、21世紀の日本で生活しているこの本の読者にはあまり
関係のない話のように思えますが、決してそんなことはありません。
私は、いまだからこそ、リベラルアーツが必要だと強く感じています。
それも、未来の日本を支えていく10代〜20代の若い世代にこそ必要なのです。
どうしてか? それを説明するため、京都大学医学部生の話をしたい。
* どうして京大医学部生の40パーセントが「起業論」を学ぶのか?
私は京都大学で、「意思決定論」だけでなく、「起業論」の授業も受け
持ってます。教えているのは、成功したベンチャー企業のケーススタディを
中心とした、実践的な起業の方法であり、その根底にあるべき考え方です。
その授業を受け持ってしばらく経ったときのこと。ふと履修者の情報を
整理してみたところ、驚くべきことに気づきました。
なんと、学部別の割合で見ると、医学部の学生がもっとも私の授業を
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12月03日(日)
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