ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6082,閑話小題 〜恐ろしい身近な現実 〜7 ポチポチきたか…
の動きを読み取ることが可能だから、大企業や、国家単位で本気で開発を始め
たのである。早速、図書館で、『人工超知能が人類を超える』台場時生著
を借りてきた。「2045年に技術的特異点を超える」という。その特異点という
のは、<科学技術の進歩するスピードが予測不可能のほど高速になる時>を
指す言葉である。数日後に評論をテーマに書く予定だが・・
30年とはいわない。 あと10年は生きたいものである。
今の若者は、この技術的特異点を超えた世界を生きるのである。
・・・・・・
5350,浅田次郎の人生相談 ー世の中、さほど不公平じゃない
2015年11月07日(土)
ー『世の中、それほど不公平でない』浅田次郎著
* 意外とチャンスは平等に与えられている
私が青少年の頃の50〜60年前は、まだ大きな格差が歴然としていた。
ところが、この半世紀で、建前だけは公平になってきた。 逆にいえば、
世の中は不平等と、つくづく実感する。持って生まれた能力のあるものに
とって、これほど生きやすい世界はないし、無い者にとって、これほど
厳しい世界は無い。しかし、今ではチャンスだけは公平に与えられている。
だから、無い者には、知的武装と機会の開発をするしかない。身の回りを
見渡しても、それぞれの分野での格差が露骨に存在する。努力が報われた
著者の上から視線なら、『世の中、それほど不公平でない』と、見える
のだろうが、下から目線では、そうではない。〜その辺りから〜
≪・太郎:「最近の若者は」と言うなら何か思い当たる節がありますか?
・次郎:そうだな… 個性がなくなってきているという気はするな。
それは、今の日本社会に格差が小さくなってきているからだと思う。
ニュースではよく言われているけど、日本の世の中が格差社会だなんて
贅沢でわがままだよ。僕らの時代だって、ずいぶん格差は縮まっていた。
それでも、経済的な理由で中学から高校に行けない子供もざらにいたね。
今はそこまでではないだろう。 ・・これも僕の持論なんだけれど、
「食べられないこと」「命の危険にさらされていること」、
このふたつに比べたら、ほかのことなんて案外大したことではない。
この本の読者は、少なくともこれを買うことができているのだから、
そのふたつには該当しないはずだ。・・ということはね、今の世の中では
意外とチャンスは平等に与えられているんだ。昔は、いかんともしがたい
壁というものがあった。本当にどうしようもないくらい家が貧乏だとか。
そういうハンディは、今は少ないと思う。だから、世の中が豊かになった分、
若い人たちもみんな同じような感じになったね。同じようなものを食って、
同じような生活をして、同じような志を持つ。それで、価値観まで同じに
なるんだよ。そういうつまらなさは、若い人たちを見ていていつも感じる。
例えば、僕には君と同じような年齢の娘がいるのだけど、娘の友達が5人出て
きても、その5人が全然個性の違う友達ではなくて「娘の友達A、B、C、D、E」
みたいなところがある。僕らの時代はね、例えば5人友達がいたとすると、
5人ともまず家の豊かさが違う。それも、大幅に違う。だから価値観が違う。
世界観が違う。それが、おもしろかった。
・太朗:今はそこまでの違いは生まれにくいかもしれません。
・次郎:この間、おたくの編集部に行っただろう。あのとき壁にザーッと
何十枚もポスターが張ってあったな。なんとかってアイドルの……。
あのコたちもみんな同じ顔に見えたよ。
・太郎:AKB銘柄ですね。最初は、皆さんそうおっしゃいます。
・次郎:だいたい、どこがいいんだよ。僕はさっぱりわからないのだが。
・太郎:身近な感じがするのが、一番の要因ではないでしょうか。
・次郎:適度にブスということか。
・太郎:「クラスで5、6番目にかわいい女のコたち」というのがコンセプト。
ふ〜ん、そういうコンセプトはわかる気がするな。 ・・・≫
▼「彼女らが何で?」と思っていたが、クラスで5,6番目狙いとは、知らなんだ。
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11月07日(火)
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