ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6031,閑話小題 〜「わたし」と「わたくし」
建設当時、ヨーロッパ最大だった大聖堂。ブルネッレスキが設計したドームは
二重構造になっている。今もフィレンツェでは 最高の高さを誇り、この大聖堂
より高い建物を建てないことが不文律となって街並を守っている。
★ 受胎告知(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
レオナルド・ダ・ヴィンチの単独デビュー作。聖母マリアの表情の硬さなどに
稚拙さはあるが、空気遠近法による青みがかった風景の描写や鳥の羽をモデルに
した天使の翼など、天才の片鱗が随所に伺える。
★ ダヴィデ像(ミケランジェロ・ブオナローティ)
敵の巨人ゴリアテを石で倒した若き英雄ダヴィデの像。ダヴィデは、女性であり
ながら知恵を使って敵を倒したユディトと並び、周囲の大国に脅かされながらも
独立を守るフィレンツェのシンボルとされた。
★ ブランカッチ礼拝堂
礼拝堂の壁画のマザッチョ「楽園追放」はリアルな感情表現、人体の正確な表現、
さらに地面に落ちる影を描いて奥行きを現した。それまでにはなかった、絵画
表現におけるルネサンス美術の革命を先取りしている。
★ 東方三博士の礼拝(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
生まれたばかりのイエスをアジア人の老人、ヨーロッパ人の青年、アフリカ人の
少年の三博士が礼拝するという画題。三大陸・三世代、すべての人間がイエスに
ひれ伏すという意味だ。未完だが、伝統的な構図を打ち破った意欲作。
★ メデューサ(ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ)
凸面鏡に映した自画像をメデューサに見立てたもの。首を切られ、血を噴き出す
姿で自らを描くところに歪んだ自意識が伺える。明暗の強いコントラストに
ドラマを浮き上がらせる彼の手法は多くの追随者を生んだ。
★ 東方三博士の行列(ベノッツォ・ゴッツォリ)
メディチ家私邸の礼拝堂に描かれた壁画。ロレンツォ・デ・メディチや父ピエロ、
祖父のコジモ、孫のジュリアーノらメディチ家の人々が東方三博士などとして
美化して描かれる。パトロンとしてのメディチ家の権勢が伺える。
★ 春(サンドロ・ボッティチェリ)
ヴィーナスを中心にゼフュロスやフローラなどギリシャ・ローマ神話の神々が
描かれる。ヴィーナスは聖母マリアとも解釈できるなど、古代ギリシャの思想
とキリスト教とを融合する新プラトン主義の表現とも読める。
★ アンギアーリの戦い(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
フィレンツェ政庁の命でヴェッキオ宮殿「五百人広間」に描かれるはずだった壁画。
が油彩の顔料に混ぜたロウが溶け、失敗に終わる。壁画の上にはヴァザーリが
別の絵を描いたため、今は見ることができず、他の画家の模写だけが残る。
★ ヴィーナスの誕生(サンドロ・ボッティチェリ)
貝殻の上のヴィーナスは古代ローマ彫刻を引用した「はじらいのヴィーナス」
と呼ばれるポーズをとる。西風の神ゼフュロスなど寓意に満ちた古代の神々が
描かれ、古代ギリシャの哲学など、ボッティチェリの知識の深さが伺える。
―――
▼ ホロフェルネスの『首を斬るユディト(アルテミジア・ジェンティレスキ)』
の絵画が圧倒的。 当時珍しかった女流画家の作品。 ユディトが敵の大将、
ホロフェルネスにとりいって泥酔させ、寝入った男の首を斬ってユダヤ民族を
救うヒロインの逸話。 強姦にあった経験から男嫌いになった画家は、嬉々と
首を斬る女性に、自分自身の憎しみを投影させている。そういう背景を知って
観るか観ないかで、観方が全く違ってくる。 家内の知人が曰く、
『美術展で、絵画の前で、何時までもボーっとしている人、どうして?』
家内、『国立一期校を出ているのにさ、開いた口が閉まらなかったわ!』
・・・・・・
5300,閑話小題 〜宝くじで5億円当たったら何に使いますか
2015年09月18日(金)
* 5億円当たったら何に使いますか?
昨日の朝のTVショーで、『宝くじで5億円当たったら何に使いますか』
の街頭インタビューがあった。 回答が多かった順というと
1位、高級マンションなど住宅購入
2位、お店などの起業
[5]続きを読む
09月18日(月)
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