ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5907,閑話小題 〜漫画世界の娑婆
は生きている。古希をこえれば、チョッと前か、チョッと後の話。生きてきた、
ように、そのまま人は死んでいく。身近な死を目の当たりにすると、少しでも
後がよいと思うが・・ で、これまた丁度よく、以下へと、物語がつづく!
・・・・・・
5177,閑話小題 〜ミニマリズム
2015年05月18日(月)
* あなたの中で何をしているのですか
イタリア作家のタブッキの、『インド夜想曲』の中で、その「僕」は、
ピントという名前のポルトガル人を探して旅をしているらしい。ポンペイ、
マドラス、ゴアへ。 その中の一文が印象に残った。
≪「漂泊の旅」などといいうが、旅の無意識の目的とは、今までの自分を失くし、
新しい自分に出会うことなのかもしれない。・・ 深夜の駅で、「僕」と死を
目前にした、「インド人の紳士」が、どこかぎくしゃくとした会話を交わす。
「この肉体の中で、われわれはいったいなにをしてるのですか」
「これに入って旅をしてるのではないでしょうか」
「なんて言われました?」 「肉体のことです」と僕はいった。
「鞄みたいなものではないでしょうか。われわれは自分で自分を運んでいる
といった」 みずからの影に運ばれるわたしは黒いケースにおさまった
ヴァイオリンそのもの。≫
▼ 死を悟り、「この肉体を与えられ、それを使って、この人生で何をして
きたのだろう?」と思うとき、「あ〜長い旅をしてきた! しかし、一瞬
だった気がする!」」と思うのだろう。「私たちは地球上に、一回限りの
70〜80年(平均)の旅行にきている」のである。そこで、互いに首輪の
紐を引っぱりあい、世界を見ようとしない人たちを、『世間びと』ともいう。
で、以下のミニマリズムに繋がっていく。
* ミニマリズム
最近、「ミニマリズム」なる言葉を知った。 その意味とは、
<最小限主義で、無駄をそぎ落として最も重要なことにフォーカスること。>
人生の夕暮時に入り、ミニマリズムを本格的に取り組まなくてはならない
時節ということ。 母親を看送った51歳の節目に、人生のギアを入替えた。
そのコンセプトが、
「還暦までの9年間に、80歳までの30年分を10年に圧縮して生きる」と、
濃厚な日々として過ごした。それが次の事業清算の決断?に繋がっていく。
そして、次の最重要事項が「死に準備」である。この20数年以上にわたり、
「死に関する本」を読んできたが、死ぬときは、七転八倒の苦しみの中で、
漆黒の闇に消滅していくしかない。ただし、その直前までは活ききればよい!
・・・・・・
4812,閑話小題 ーシネマ『それでも夜が明ける』
2014年05月18日(日)
* シネマ『それでも夜が明ける』 ー評論
一昨日はシネマの日。今週は『それでも夜が明ける』を、みた。評)90点
暗い内容だが、重厚で、アカデミー賞の作品賞をもらうだけのことはある。
南部の奴隷が動物並みに扱われていた実態は、それは酷い。中南米諸国の
アスリストの身体能力が高いのは、奴隷としてアフリカから運搬船で送られる
船中で、まず淘汰。その後、過酷な肉体労働で生き延びた人たちから、さらに
選び抜かれているため、異常に高い身体能力があるという。当時の南部では、
家畜として見ていたようだ。 インドのカースト制は、三千年前に西の方から
やってきたアーリア人が、ヒンズー教を創りあげ、肌の色で階級をつけた仕組み
で、そのミックスを防ぐのが目的で、現在も、そのまま続いている。 白、赤、
黄色、ねずみ色の順に、見た目だけで階級が判断できる。その上に体格も、
顔つきも、そのまま三千年の歴史が現れ出ている。最下層は、牛以下で、車で
はねても、そのまま立ち去ってしまう。先進国、後進国の格差も、似たような?
3年前の節目時の日々は、『それでも夜が明ける』そのもの。
『闘い済んで日が暮れる』である。ただ、面白みと味わいもあったが・・差別?、
軽蔑の視線をモロに受けてみて、「成るほど、こういうものか」という逆視線と、
経験したことのない怒りと、その対処法の知恵も出てくる。いちいち怒って
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05月18日(木)
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