ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5908、閑話小題 〜多重人格について
閑話小題 〜多重人格について
先日みたシネマの「スプリット」が、24の多重人格を持つ精神病者と3人の
被害者の恐怖の物語。 これが、面白い。多重人格には、精神には多数の人格的
な意識が、多重人格者の個人差に関係なく、人格には共通した特徴があるという。
≪ * 多重人格に多くみられる人格とその他の特殊な人格
・基本人格:重大なストレスの体験を発端として、最初に別人格が分離した
後に生じる、多重人格の核となる人格。受身的で控えめな性格の傾向がある。
幼少時から眠っていたり、非活動的な状態になっていることも多い。
基本人格に関しては、出生時からの本来の人格の状態という捉え方もあります。
・主人格:その時々で最も多くの時間、体を支配している人格。DIDの治療を
求める人格はたいてい主人格。典型的な主人格は、不安が強く、良心的であり、
頭痛に悩まされている。
・交代人格:交代人格は、主人格と基本人格以外の人格を指す場合が多い。
あるいは、主人格は交代人格に含まれるという解釈もある。あるいは、人格交代
して体を支配して行動出来る人格を交代人格とする解釈もある。あるいは、機能
や感情反応や生活史がしっかりとあることが交代人格の条件とする解釈もある。
・準(准)主人格:主人格の次に主人格のような役割を果たす人格で、
体を支配する時間や頻度が多い。
・子供人格:多重人格に必ず存在する子供の人格。子供の人格は時間が凍結
されていて、早期の心的外傷体験の記憶や感情を保持する役割を担っている。
甘えられる状況の時や自傷行為の後などに意識上に出現する場合が多い。
・異性人格:肉体の性別と異なる人格を指す。女性の男性人格は保護する役目
を持つことが多い。男性の女性人格は体を支配することが少なく、主に意識
内部で活動する。中性のような性別の人格や性別がない人格の存在もあり、
その場合も分類上は異性人格になる。
・救済人格:良心が具現化したような人格。人格達の状況を全体的に把握して
いて、危険を回避したり、適切に生きていけるように影響を与える。
理性的だが感情の起伏があまり無い。
・記録人格:生活史についておおむね完全な記憶をもっている。
過去の出来事や他の人格の行動についての情報を与えてくれる。記録人格が
複数存在するケースでは、一部の記憶だけを管理している人格もいる。
・統括人格:意識内部ではリーダー格の人格。人格達を統括する立場で、
誰を人格交代させるか決める権限を持っている場合もある。統括人格が複数
存在するケースでは、状況に合わせて別の人格が統括したり、一部の人格
だけを纏めている人格もいる。冷静で厳格な傾向がある
・保安人格:意識内部で、人格システム維持の為の任務を請け負う。
意識内部の領域を守る、問題をおこす人格に対して監視したり行動を抑制
したり活動を停止させる、その他の意識内部の管理など。
・人格断片:人格の断片のような意識で、一つの情動による感情表現や、
決まった行動をする機能を持っている。人格断片は多重人格者に数多く
内在し、融合や分離を繰り返す。
・人外(じんがい)人格:人間以外の生命体を象徴する人格状態全般を指す。
ペットになるような哺乳類の動物が主で、特に猫人格が多い。半人半獣や生物
の形態をなしていないなどの現実には有り得ないものもいる。大体は人間の
言葉を理解し喋ることが出来るが、動物の場合は動物の仕草をしたり鳴き声を
出す時もある。人外人格の多くは、しっかりとした自我を持っていない人格
断片のような存在。
・憑依人格:憑依して人格交代する霊的存在による人格状態。悪魔憑きや聖霊
に満ちているような状態でも、憑依による人格的な存在が意識上に出現したら
憑依人格に分類される。たとえ霊的存在が憑いていたとしても、人格交代
しなければ憑依人格ではない。≫
―
▼ 上記をよく読むと、「性格分類」そのもの。それぞれの性格として
現われでている。幼児性そのままを残した性格、優しさを持った救済人格、
傷つくことを異常に恐れる保安人格とか、人様々である。問題は、憑依するか
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05月19日(金)
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