ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5859,閑話小題 〜何だこれは?
意志で意味づけしていくのが人生。だから面白い。どの道、死ぬのだから。
――
* 定点をもつ
≪IT革命を究めたところで、我々が生身であることに変わりなく、自然災害の
前には降参するしかない。自然すなわち人智には絶対不可解な大宇宙に、この
自分が生きて死ぬとはどういうことなのか、考えて気がつくだけでも、我々の
人生は変るのである。なんだ人生というのは、あんがい変らないものだなと。
変わるものにおける変わらないものとは、定点である。定点からみると、
先行きどうなるかわからない地球上のこの状況も、永劫の宇宙史における
一風景、そんなふうに見えてくる。 定点とは、相対化する視点である。
これを手に入れるとラクですよ。 ≫ 『週刊ポスト』
☆ 定点とは、考えること? 変化する自分を見つめる視線?
自分の中の、他我? それとも、揺れ動く心を見つめる、小さな自分?
――
* 何のために生きるのか
≪この人生、何のために生きるのかとは、生きている限り避けられない問い
ではありましょう。それは人間にとって最も根源的な問いであって、だから
こそこんな問い、人に問うて答えが得られるものではない。根源的な問いほど、
自ら問い自ら答える以外はあり得ないのです。もしも本当に答えを得たいので
あれば、生きている限り一度は必ず自らに問うてみるべきでしょう。
「私は、食べるために生きているのか、生きるために食べているのか」
さて、本当に楽しい人生は、どっちだと思いますか。≫ 『人生は愉快だ』
☆ 旅先で、何のために旅をしているのか、とは考えない。答えが出るのは、
目的がハッキリしている時で、それを旅行という。そのプロセスを楽しむ、
味わうのが旅。とすると、人生は、与えられた条件の中で、可能な限り人生を
味わい、生を全うすることになる。で、それを前提として生きているかどうか!
・・・・・・
2015年03月31日(火)
5129,失業率9割の国、ナウル共和国 〜1
先日のTVレポートで、ナウル共和国の現状を報じていた。
街中、大相撲の小錦、曙のような肥満体の人が、何をするでもなく
ブラブラして姿があり、国民の9割が失業者。 欧州諸国に"発見"される
前は主に漁業で自給自足の生活をしていたが、イギリスの植民地時代には
強制労働に徴用され、そして独立後はリン鉱石の輸出により何もしなくても
基本給が勝手に口座に振り込まれるようになった結果は・・ 〜ネットより〜
≪ 2007年に日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』の取材班が訪れた際、
日中の街中を無為にうろつき回る多数の島民の姿が映し出されていた
・面積:21平方キロM 〜バチカン、モナコ公国に次いで世界で三番目に狭い
・人口:9322人(2011年)〜バチカン、ツバルに次いで世界で三番目に少ない
・失業率は実に90%。そして、残り10%のうち95%は公務員
働いていない方が「正常」とみなせるレベルの数字。
アメリカ国務省によると、公務員以外の労働者は僅か300人。
ほとんどの国民が労働を知らず、勤労意欲もない国民が労働しなくなった
ため、肥満も加速。肥満比率は8割を超えて世界一
ナウル国は、サンゴ礁の上に何百万年もの間にわたって海鳥のフンが堆積して
できた島。その海鳥のフンは長い年月の間にやがて良質なリン鉱石へと変質。
そのリン鉱石を採掘し、海外へ輸出することによって、ナウルは莫大な富を
得ることになった。そのため、
・税金無し、教育、病院、電気代は無料
・結婚した人には政府から新居が提供され
・飛行機をチャーターして海外にショッピングに行く人も
・自炊なんてしない。缶詰やミネラルウォーターを買う
もしくは、外国人経営のレストランに行く
・徒歩で出かける人もまばら。移動手段は車かバイク
・リン鉱石の採掘作業も他国からの出稼ぎ労働者に。
働いているのは、国会議員と政府の役人だけ(100名足らず)
・1980年代には国民一人当たりのGNPがアメリカ以上、日本の倍に
・全世代に年金(基礎給与)を支給 ≫
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03月31日(金)
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