ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4932,コトの本質 −2
二〇一一年には、スカイプを使えば2セントですむようになった。
・国際間のテレビ電話会議とも言える「テレプレゼンス」はすでに商業化されているが、
今後はそれが家庭に安価に進出していくだろう。
・携帯電話に搭載されるさまざまなソフトで、距離はさまざまな分野で意味をなさなくなっている。
テキストメッセージで現金を移動させるモバイルマネーもそのひとつ。 そういうサービスで
最も成功した一例が、二〇〇七年にケニアで始まったM-PESAだ。
〔 *(M-pesa、エムペサ)とは、ケニアにおいて人口の約3割(1,300万人)が登録
するほど普及しており、銀行口座を持たない貧困層の金融システムへのアクセスを可能
にしたとして名高いSafaricom社のモバイルバンキング〕
・典型的な発展途上国で百人あたりの携帯電話台数が一〇台増えれば、
GDP成長率を○・八ポイント押し上げる効果がある。
・ウェブ空間上で、人の集えるソフトは、専制的な政府が集会の自由を圧迫しているときも、
それを迂回できる道を提供した。
・距離が意味をなさなくなったことを利用し、各地域、各文化圏の労働力、技術力の特長を生かした
国際分業がやりやすくなった。そのぶん、どこで何をする、という位置が重要になってきた。
開発の得意なシリコンバレー、スペックをもとにプログラミングをするのが得意なインドの
バンガロール、厳格な運用システムを創ることが得意なドイツ、といった具合である。
・常時接続の世界により人々は互いに話すことに興味を失ったように見える。市場調査会社
二ールセンによると、アメリカでは携帯電話の加入者が自分の端末で話す時間は、
二〇〇七年からの四年間で、一カ月あたり一〇〇分以上短縮され、七〇〇分になった。
▼ネット社会が世界を覆い尽くし、それが全てを変え始めているが、その行方は誰も知る由がない。
それが距離より、それぞれの立ち位置を重要にさせていく。家族や隣人より、ネットで継った
友人の方が優先されるネット社会が現にきている。 そうこう考えると、「自分」「私」の
哲学的問題も出てくる。 「ネットで継った私は何者だろうか?」「ネット社会とは何?」
・・・・・・
4190, 呪いの時代 ー8
2012年09月15日(土)
* 草食系男子とは何だったのか 「呪いの時代」内田樹著
団塊世代の下の年代に草食系男子が多くなったようだ。今に限らず、私たちの年代にも
肉食系と草食系男子は別れていた。しかし中流階層が下流階層に移行している現在、
その比率が高くなってきた。この暗い世相の中では、男子も下を向いて草を食べているしか
ないのだろう。50歳以下の男たちをみると、本当に多い。しかし自分が、この世代にいたら、
草食系になりざるをえないのも確か。長期的右下がりは、いかんともしようがない。
ー 以下の部分が面白い! ー
≪ 僕のゼミで、このところ年に二回も「草食系男子」を自由研究発表のテーマが取り上げる。
学生たちは、草食系男子と現にかかわり深い当事者のみなさんですから、その報告には
「現場を見抜いたもの」にしか語れない生々しいリアリティがある。ー以下、僕が彼女たちから
聴き取った情報の一部を開示したいと思います。
草食系男子の特徴は、とにかく「弱い」ということです。きわだった特徴は「すぐ泣く」、それから
物を決めるのが苦手。「どこに行く?」とか。「何を食べる?」とか訊いても答えられない。
できることなら女の子に全部決めてもらいたがる。身体的には細身・お洒落で・髪の毛の手入れと
美肌に関心が高い。かわいいしぐさ(胸の前で両手を組んで、口をとがらすとか、外見的には
哺乳類の幼生、なかんずくげっ歯類に通じる風貌をしている。
では、このような「草食的ふるまい」がもたらす生存戦略上の利点とは何でしょうか。
ある特異な社会的態度が集団的に採用される場合に、それは「生存戦略上有利である」という
無意識的な判断が下されたためと考えるのが合理的です。実際に有利であるかどうかはともかく、
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09月15日(月)
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