ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4931,コトの本質 −1
* 豊富な知識、旺盛な好奇心の必要性
‘無意味なものを意味づけるために必要なものは何か。それは知識だ’が納得出来る。
≪意味づけこそが記憶の秘訣であるということは、並外れた「記憶力」を示す工夫からも
うかがい知ることができる。たとえば、どこかできいたことがあるかもしれないが、円周率を
何万桁も覚えているという日本人がいる。円周率は、小数点以下、無限に続く意味のない
数字の羅列だ。この円周率を一〇万桁以上も暗記しているのが、原口謹さんだ。
かつて私は、この原口さんと、五四歳のときに円周率四万桁の暗唱記録を打ち立てた
友寄英哲さんの記憶能力について調べたことがある。その結果、二人の基本的な記憶能力は、
同年代の人たちとそれほどちがいはなく、特殊な才能は何一つみられないことがわかった。
しかし、その代わり二人とも、日本人にはおなじみの、「語呂合わせ」を使う技能に長けていた。
つまり、何万桁もの円周率も語呂合わせで覚えていたのだ。語呂合わせは、端的に言えば、
数字の羅列のような意味のないものに意味づけすることだ。原口さんも友寄さんも、けっして
若いとは言えない年齢であるにもかかわらず、並外れた「記憶力」を示すのは、
二人が意味づけという記憶の秘訣を使っているからにほかならないのだ。
もちろん、何万桁もの数字の語呂合わせをつくり、それを完壁に覚えるまで繰り返した
努力を忘れてはならないのだが。では、無意味なものを意味づけるために必要なものは何だろう。
それは知識だ。知識が貧弱だと、深い理解はできない。逆に豊富な知識をもっていると、
まったく理解できないような事柄であっても、自分の知っていることとの類似点をみつけるなどして、
意味づけが可能になる。たとえば、難解小説を読むときに、作者の生育環境や交友関係などを
知っているとよく理解できることがあるが、これが知識による意味づけの一例だ・・
ここで重要なことは、知識が増えれば、その後新しい事柄に出くわしてもその意味づけが
可能となり、記憶に残る。ひいては、新たな知識として頭の中に加わるということだ。
つまり知識が増えるほど、新たな事柄の意味づけがより多面的にできるようになり、
知識に加わりやすくなる。よい循環が生まれるわけだ。逆に知識が乏しければ、新しい
事柄も記憶に残らず、いつまでも知識は貧弱なままという悪循環に陥ってしまう。
一六世紀から一七世紀にかけて活躍したベーコンは「知は力なり」と言ったが、まさに記憶に
とって、知識は力なり」なのだ。原口さんも友寄さんも、会って話をしたときに一番強く感じたのは、
もっと新しいことを知って、知識を増やしたいという、旺盛な好奇心をもち続けているということだった。
つまるところ、彼らの記憶力の秘訣である多面的な「意味づけ」は、旺盛な好奇心あっての
ものだということなのだろう。 》
▼ 12年以上も随想日記を書き続けて、これにエネルギーを費やしていることに疑問を
持たないことはない。反面、この御陰で人一倍の旺盛な好奇心を持ち続けている利点がある。
さらに記憶媒体になる上に、公開することで、情報と知識のギブ・エンド・ギブにもなる。
印象に残った読書内容を感想と共に「起承転結」でパックにすることで、自分の知識として
残すことが出来る。 知識が増えた分、新しい事柄や知識に出くわした時、その意味づけが
深くなり、記憶に残る。少しキツイが、私にとってベストの習慣になっている。
続ければ続けるほど、自分の底の浅さに愕然とする。
・・・・・
4189, 呪いの時代 ー7
2012年09月14日(金)
「呪いの時代」内田樹著
* 婚活も、「適職イデオロギーの刷り込み」の一種 ー第5章「婚活」と他者との共生ー
ここで著者は、「ほぼ全ての結婚は、最後は『失敗だったな』と思うもの!」と断言する。
家庭内離婚を含め過半数が破綻しているのは知っていたが、ここで殆んど全部というから驚きである。
知人などから、こっそりと、『失敗だった』という愚痴を聞くと、禁断の秘密を知ってしまったと思ったが、
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09月14日(日)
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