ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■4908,世界の美しさをひとつでも多く見つけたい ー2  
 私が学生の頃、親戚が末期ガンと知らされ、その苦しみ恐怖から逃れるため『写経』に
没頭し亡くなっていった。この本で、死の恐怖を克服する実践に『写経』と『散歩』を上げている。
『散歩』には遍路や巡礼が含まれる。早朝の散歩で、吐く息に身体の毒を、吸う息は大自然の
霊気を入れ込むイメージすれば、身体に良いはずである。  
  ーまず、その辺りを抜粋してみるー
《 三十代で、絶食によってわが身体とは何かを考えるようになった私は、体と心の関係に強い
関心を持ち始めていました。そして四十代に入ると、さらに興昧深い出会いが待っていたのです。
さまざまな経緯があり、私は母校である東北大学の文学部に宗教学の助教授として迎えられる
ことになり、東京から東北に戻りました。当時の母校の医学部には、最近亡くなられた
鈴木仁一先生という心療内科の助教授がいらしゃった。心の病がからんで、どの科でも回復の
望めない患者が、心療内科の鈴木先生のもとへ送られていました。彼は患音の心の病を治療する、
今でいう心身医療の専門家でした。その鈴木先生がやっていたのが絶食療法でした。
もともと戦前の東北大医学部では、女性のヒステリを治す治療法として絶食療法が行われ、
基礎が出来上がっていた。その診療法で女性のヒステリーの60%近くが治ったという結果もある。
先生は、その絶食療法を中心に治療している。ただ、絶食療法は、誰でも有効というわけでない。
どういう人が効くかというと、意志の強い人だと、いっておられる。そこで思い浮かんだのが山頭火。
山頭火のような修行ができる人間というのは意志も意地も強かったはずです。 意志の弱い、
普通の人は、なかなか絶食療法ができない。 私が「死ぬきは断食で死ぬよ」と言ったら、
賛成する人もいるが、「それは思った以上に大変なことだよ」と、反対する人もけっこういます。
やはり食を断つということは並大抵の覚悟ではできないのです。 それでは意志の弱い人には、
どういう治療をほどこすのかを尋ねると、「写経」という方法あると先生言下に言われた。 
それから「散歩」とも。俗世の欲望を捨てるための修行のひとつに「とそう」というものがあります。
「行脚とそう」ともいいます。これは徒歩で修行のために諸国を遷ることです。お遍路も含めて
巡礼というものは、みんなこれに入るでしょう。けれども写経や散歩はいろんなレベルのものが
あって誰にでもできるので、人それぞれに応じたことを薦めます。》
▼ もうダメと悟ったら、断食を考える。無理なら、四国のお遍路に出るか、身体が動ける範囲で
近くを歩き回る。 天候の具合で、疲れて家に居るときは、写経を書いて過ごす。それも終わりに
近づいたら、点滴などを拒否し、可能な限り、食を絶って、自然死を待つ。そのぐらいしか出来ないが、
身内に今のうちに伝えておくこと。 死に時には死ぬ覚悟が必要!以下の、去年の文章が丁度
よい内容である。老いの準備から、死に準備の移行である。あと一年数ヶ月で「古希」になる。
・・・・・・
4166, 老年行動学 ー3
2012年08月22日(水)
              「ご老人は謎だらけ 老年行動学が解き明かす 」佐藤 眞一 (著)
   * 長寿の人の共通点 ーわがままに生きる
「憎まれもの世にはばかる」ではないが、歳をとると因業になる。先がないので抑えていた
我がままが表だつ。 長寿の共通点が「わがまま」。わがままと因業は紙一重。  
ー その辺りをまとめてみた。
【 日本には100歳をこえる人は4万8千人いる。50年前には153人しかいなかったというから
 300倍以上。10年前で1万人をこえたというから、僅か10年で5倍である。人間の寿命の限界は、
フランス女性の122歳。100歳以上の人に対し医学や遺伝子の様々な研究が行われていて、
心理学研究では、ある程度共通した性格ががわかっている。男性の場合は、性格が几帳面で、
自分を曲げないで、日課がほぼ決まっていて、生活がきちんとした人。女性の場合は、明るくて
わがまま。ちょっと強引だが、周囲の人を幸せにしてくれる‘大阪のオバチャン’みたいの人。

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08月22日(金)
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