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On the Production
by 井口健二
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■DROP/ドロップ、タンゴの後で、マルティネス、また逢いましょう、ミッシェル・ルグラン−世界を変えた映画音楽家
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※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
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※「全て選択」の表示が出ますので、選択してください。※
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『DROP/ドロップ』“Drop”
2019年3月17日付題名紹介『パージ:エクスペリメント』な
どを製作したプラチナム・デューンズが、同作と同じくユニ
ヴァーサル+ブラムハウスと組んで、ブラムハウスの2014年
公開作『パラノーマル・アクティビティ:呪いの印』などの
クリストファー・ランドン監督で描いたアクション作品。
主人公は夫に先立たれたシングルマザー。夫の死からはなか
なか立ち直れなかったが、妹の勧めもあってようやくマッチ
ングアプリで知り合ったカメラマン男性とのディナーデート
に漕ぎ着ける。
こうして高層ビル上階の豪華なレストランで初対面のデート
が始まるが、そこで彼女のスマホにメッセージがドロップさ
れる。それは彼女の家で妹と息子を人質にしたとし、彼女に
ある指令を発するものだった。
そのメッセージのドロップが可能な範囲は15m。レストラン
のフロア内に犯人はいる。この状況で犯人の要求に従いつつ
反撃を試みる彼女だったが…。犯人の要求はエスカレート。
しかもそれは彼女のトラウマにも関っていた。
出演はメーガン・フェイヒー、ブランドン・スクレナー、バ
イオレット・ビーン、ジェイコブ・ロビンソン、リード・ダ
イアモンド、ガブリエル・ライアン、ディサラ・マコーマッ
ク、ジェフリー・セルフ、エド・ウィークス、トラビス・ネ
ルソン。
あまり馴染みのない俳優名が並ぶが、主にテレビや配信系の
作品に出ている人たちのようだ。
また脚本は、ブラムハウスの2020年作『ファンタジー・アイ
ランド』などのジリアン・ジェイコブスとクリス・ローチが
担当している。
主なシーンは高層階のレストランフロアだけという、2010年
10月紹介『ソウ』などのソリッド・シチュエーションに近い
作品になるが、そこにSNSを介して外部との繋がりを生じ
させるのは、現代化というところだろう。
ただ後半はそのシチュエーションを抜け出しての展開となる
が、そこがほぼアクション一辺倒となるのは少し残念かな。
まあその方が最近の「映画」ファンには解り易いのかもしれ
ないが、古い映画ファンには物足りなくはあった。
とは言えそのアクション自体はかなり強烈だから、それは古
いファンにもアピールはするものだ。まあこれが現代の映画
という作品になっている。
公開は7月11日より全国ロードショウとなる。
なおこの紹介文は、配給会社東宝東和の招待で試写を観て投
稿するものです。
『タンゴの後で』“Maria”
1973年に日本公開されたベルナルド・ベルトルッチ監督の問
題作『ラストタンゴ・イン・パリ』。その作品に主演して時
代の寵児になったマリア・シュナイダー。その状況と出演作
公開後の彼女が辿った道程を描いたドラマ作品。
マリアは1952年パリ生まれ。父親は名優とされるダニエル・
ジェランだが、母親の許にはあまり寄り付かず母子家庭のよ
うに育ったようだ。そんなマリアが19歳の時、新進気鋭の監
督ベルトルッチに見出される。
その作品はかなり過激な内容で男優もなかなか契約に至らな
かったが、その役にマーロン・ブランドが決まり、その相手
役としてマリアが抜擢される。その役柄にはヌードシーンも
あると知らされてはいたが…。
そして撮影は順調に進んで行き、そんな中でベルトルッチは
アドリブの演技を要求し始める。それはある種の緊張状態の
演技を引き出す目的だったが。それが脚本では「暴力的」と
いう一言から、あるシーンを生み出すことになる。
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06月22日(日)
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