ID:47635
On the Production
by 井口健二
[459580hit]

■ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ、パスト ライブス/再会、あんのこと、流転の地球2、青春18×2君へと続く道
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
※スマートフォンの場合は、画面をしばらく押していると※
※「全て選択」の表示が出ますので、選択してください。※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』
              “Five Nights at Freddy's”
2023年4月紹介『ミーガン/M∃GAN』などのブラムハウ
ス社の製作で、2014年にリリースされた同名ホラーゲームの
クリエーターが直接関って映画化された作品。
主人公は少し年の離れた妹と2人暮らしの男性。実は妹との
間にはもう1人弟がいたが、まだ少年だった彼の目の前から
車で連れ去られるという出来事があり、以来行方不明。彼自
身はそのトラウマにも苛まれている。
そんな彼は求職中。ただし妹との関係で夜勤の仕事は断って
いたが、止む終えず閉鎖されたピザレストランでの夜間警備
の仕事を引き受ける。そこは以前は店内のアトラクションで
も賑わっていた店だったが…。
彼が訪れた店内には往時のままのキモ可愛いキャラクターの
マスコットの人形が立ち並び、それは主人公を待ち構えてい
る風でもあった。そしてそこに妹もやってきてしまった夜、
人形たちが命を吹き返す。
主演は2012年7月紹介『ハンガーゲーム』などのジョッシュ
・ハッチャースン。相手役に2019年『カウントダウン』とい
う作品に主演のエリザベス・レイル、テレビ出身の子役で映
画は初出演のパイパー・ルビオ。
さらに Netflix作品『サマーキャンプ』などのキャット・コ
ナー・スターリング、最近はテレビ出演が多い1991年『フラ
イド・グリーン・トマト』などのメアリー・スチュアート・
マスタースン、2012年1月紹介『ファミリー・ツリー』など
のマシュー・リラードらが脇を固めている。
脚本と監督はブラムハウス社製作のTVドキュメンタリーや
ホラーアンソロジーなどを手掛けてきたというエマ・タミ。
脚本はオリジナルゲームのクリエーターのスコット・カーソ
ンと連名で、カーソンは製作者にも名を連ねている。
そして物語の中心となるアニマトロニクスの制作と操演は、
2003年4月紹介『カントリー・ベアーズ』などのジム・ヘン
ソン・クリーチャーズショップという布陣の作品だ。
僕は原作となるホラーゲームのことは知らなかったが、主人
公が抱えるトラウマなどの設定は実に巧みで、それが映像で
のコケ脅かしなどはしなくてもじわじわと観客を締め付けて
くる。
そしてそこにキモ可愛いキャラクターがアニマトロニクスで
再現され、それが絶妙の効果を上げている。元々ジム・ヘン
ソンのクリーチャーはキモ可愛いの元祖だが、そこにさらに
絶妙な味付けが加わった感じだ。
アメリカでのヒットですでに続編の制作も進んでいるようだ
が、これは楽しみなシリーズになりそうだ。
公開は2月9日より、東京地区はTOHOシネマズ日比谷、新宿
ピカデリー、渋谷 HUMAXシネマ、グランドシネマサンシャイ
ン池袋他にて全国ロードショウとなる。
なおこの紹介文は、配給会社東宝東和の招待で試写を観て投
稿するものです。
(この作品は2023年12月に東宝東和の試写会で観たものです)

『パスト ライブス/再会』“Past Lives”
韓国ソウル生まれで、12歳の時にカナダに移住したという女
性劇作家が、自らの体験を基に描いた監督デビュー作。その
本作は、今年の賞レースでは1月末時点で 223のノミネート
と76の受賞を勝ち取っているそうだ。
物語の開幕は現代のニューヨーク。そのバーのカウンターに
座ったアジア系の女性がアジア系と西洋系の2人の男性の間
で談笑している。果たしてその3人の関係は…?
そこから話は遡って24年前、韓国ソウルで男女の小学生がじ

[5]続きを読む

02月04日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る