ID:47635
On the Production
by 井口健二
[470847hit]

■超・少年探偵団NEO、キューブリック、かぞくあわせ、夏少女(風水師、エンテベ、アダムズ、ブラインド、向こうの家、駅までの道、レディM)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
※スマートフォンの場合は、画面をしばらく押していると※
※「全て選択」の表示が出ますので、選択してください。※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『超・少年探偵団NEO Beginning』
2018年9月紹介『BD−明智探偵事務所−』に続く、江戸川
乱歩原作「少年探偵団」からの映画化。前回も書いたように
原作者は1965年没なので、2016年の法改正には当たらず著作
権は2016年12月31日で消滅しているものだ。
その本作の物語は、小林少年のひ孫と、明智小五郎のひ孫が
同級生という設定の学園が舞台。原作者が居を構えた東京池
袋にあるらしいその学園で、アイドル活動中の明智家のひ孫
に対し、小林家のひ孫は静かに日々を過ごしていた。
ところが、1936年に発表されたシリーズの第1話『怪人二十
面相』で小林少年の活躍によって盗難を免れた「ロマノフ家
の秘宝」が一般公開されることになり、再び怪盗の現れる気
配が高まる。
そして、取材を受けた明智家のひ孫が小林家のひ孫の存在を
明らかにし…。
出演は、2019年7月紹介『見えない目撃者』などの高杉真宙
と、2018年11月18日題名紹介『あの日のオルガン』などの堀
田真由。さらに2018年11月紹介『ふたつの昨日と僕の未来』
などの佐野岳。
また長村航希、板垣瑞生、前田旺志郎らの若手俳優が脇を固
め、他にも情報解禁前の出演者がいるものだ。
脚本は、2007−08年『Yes!プリキュア5』などの赤尾でこ。
共同脚本と監督、編集を、2013年『ジョーカーゲーム 脱出
(エスケープ)』などの芦塚慎太郎が担当した。また怪人二
十面相のデザインを天野喜孝が手掛けている。
撮影は2017年4月に行われ、そこから2年間超の編集作業と
ポストプロダクションを経て完成された。
物語は原作をモティーフとして、推理などもそれなりに考え
て作られており、充分とは言えないまでも基本が若年向けと
いうことであればこんなものかな、という程度には仕上げら
れている。
また映画には「青毛布(挿入される新聞記事では青ゲット)の
者」や「電人」などが登場し、原作へのリスペクトはしっか
りとなされていると言える。それに小林少年と怪人二十面相
との関係性も、それなりに納得できるものだった。
ただしこの関係性があるのであれば、後半のシーンでわざわ
ざ電人を登場させて2人を照らす必要性はないのではないか
な。登場も唐突だし、これでは折角の設定が生かし切れてお
らず、少しもったいない感じもした。
とは言え、本作は「Beginning」と称されているものだし、
編集段階でカットされた部分もあるようで、その辺を含めた
ヴァージョンも観てみたい。それにもう1台ある電人の制作
者の名前が「正太郎」というのは気になるところだ。
公開は10月25日より、ロードショウとなる。

『キューブリックに魅せられた男』“Filmworker”
『キューブリックに愛された男』“S Is for Stanley”
1968年『2001年宇宙の旅』や1980年『シャイニング』などを
遺し、1999年他界した監督の実像に迫るドキュメンタリー。
1本目の主人公はレオン・ヴィターリ。『2001年』や1971年
『クロックワーク・オレンジ』で監督に魅了され、テレビ俳
優としてデビューの後に1975年『バリー・リンドン』のオー
ディションに応募して合格。
そして撮影の終了後は、シェークスピア劇団などの誘いもあ
ったが、俳優の道を投げ打って監督の許で働くことを志願。
監督の信頼も得てキャスティングから演技指導、ラボ作業や
配給の調整まで、監督の死後も全てを捧げている。
2本目の主人公はエミリオ・ダレッサンドロ。イタリア出身
の彼は地元でレーサーとして入賞するなど活躍していたが、

[5]続きを読む

07月28日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る