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On the Production
by 井口健二
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■2016年Best 10、動物戦隊ジュウオウジャーvsニンニンジャー
 明けましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。
 今回は新年第1回ということで、2016年の僕的ベスト10を
発表したいと思います。選考対象は2016年度の公開作品で、
試写を観せて貰った中から選びます。
 まずはSF/ファンタシー映画:
1位:太陽(1月24日紹介)
2位:バットマンvsスーパーマン(紹介なし)
3位:10クローバーフィールド・レーン(5月15日紹介)
4位:あやつり糸の世界(2月7日紹介)
5位:オートマタ(2015年12月13日紹介)
6位:スキャナー(2月28日紹介)
7位:ポッピンQ(12月11日紹介)
8位:デッドプール(3月20日紹介)
9位:バイオハザード:ザ・ファイナル(12月18日紹介)
10位:エルストリー1976(11月13日紹介)
 1位の作品に関しては、正直に言って日本のSF映画でこ
のレヴェルの作品が出てくることは予想しなかった。昨年は
園子温監督の『ひそひそ星』(3月6日紹介)や、阪本順治
監督の『団地』(4月3日紹介)もあったが、SFマインド
そのもので本作は頭抜けている感じがした。
 2位の作品は完成披露試写が火曜日で公開が金曜日という
日程では紹介の機会を失ったものだ。ワンダーウーマンの登
場も嬉しかったし、最後に小石が動くシーンには、当然では
あるのだがその見せ方に興奮した。
 3位は、前作のファンにはテイストの違いで否定的な人も
多かったようだが、本作を単独で観ると往年の『ミステリー
ゾーン』へのオマージュと取れるところもあり、前作の二番
煎じにしなかった点でも得心したものだ。
 4位は、1973年という製作年度でこの内容を描いたことに
驚嘆した。先に原作小説があったとは言え、この時代にこう
いう作品が発想されたことが素晴らしい。
 5位は『2001年宇宙の旅』の見事な焼き直しと言える作品
で、背景や設定は大幅に異なるのに、その物語を巧みに再話
しているのが面白かった。特に結末の逆転は、時代の変化を
感じさせた。
 6位は東映の作品。少し後には松竹の『秘密』(4月24日
紹介)もあって日本の大手もそれなりに頑張っている。SF
的には松竹作品の方が上かも知れないが、僕は本作の方が気
に入った。
 7位は東映のアニメーション。同じ時期にはワーナーから
『モンスターストライク』(12月4日紹介)も公開されてい
るが、本作は今後の展開も期待して選ぶことにした。
 8位は、マーヴェル映画では『X−MEN』と『アヴェン
ジャーズ』の間に位置する作品だが、年明けには『ドクター
・ストレンジ』(12月4日紹介)もあり、今後も複雑な展開
が楽しみだ。
 9位は、2001年にスタートしたシリーズがようやくファイ
ナルを迎えた感慨にも浸れる作品。前作、前々作に比べると
多少物足りなく感じる人もいると思うが、これがこのシリー
ズの本来の姿なのだ。シリーズを全うした監督と主演女優に
敬意を表したい。
 10位は『スターウォーズ』第1作の制作に纏わるドキュメ
ンタリー。再開作もスピンオフも試写を観ていないので選ば
なかったが、本作では1976年当時のSF映画事情も垣間見え
て、さらにその後のブームの記憶も甦った。
 続いて一般映画はベスト5で、
1位:トランボ(4月24日紹介)
2位:シチズンフォー スノーデンの暴露(3月20日紹介)
3位:シアター・プノンペン(5月29日紹介)
4位:コロニア(6月19日紹介)
5位:シークレット・オブ・モンスター(9月4日紹介)
 内容はそれぞれの紹介記事を参照してください。

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※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
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『動物戦隊ジュウオウジャーvsニンニンジャー

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01月01日(日)
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