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On the Production
by 井口健二
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■LISTEN リッスン、関西ジャニーズJr.の目指せ♪ドリームステージ!、若葉のころ
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※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
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『LISTEN リッスン』
2人の聾者の監督が共同で作り上げた58分間無音の作品。
試写会場の入り口で耳栓を渡されて「一緒に音のない世界を
体験してくれ」と言われた。しかし僕は以前から何度か耳の
炎症を患ったことがあり、耳栓の装着には抵抗があって使用
しなかった。従って以下の文章でこの作品を正しく評価でき
ているかどうかは判らないところだ。
とは言え、作品に音がないことは画面を観ていれば判るもの
だし、逆に無音であることの感覚は実際の聾者の感覚とは違
うようにも思える。もちろん音の無い世界を体感して貰うこ
とは重要なことではあるが…。そんな観点から感想を述べさ
せて貰うことにする。
監督の1人は舞踊家とのことで、作品中ではダンスを中心と
した聾者の方たちのパフォーマンスが描かれる。それはソロ
もあるが群舞もありで、それらが音楽無しで演じられている
のは不思議な感じだ。特に群舞で揃った踊りを見せられると
いうのは見事だった。
ただし、実は河原で踊っているシーンで、背景の鉄橋に電車
の通過する光景が映っている。ここで僕には電車の音が聞こ
えてきてしまう感覚があった。それは聾者の監督には無視さ
れてしまう光景だったのかもしれないが、僕にはその光景に
音が付いてしまったのだ。
そこで僕は、逆に作品に音が付けられていて、その音が断続
されていたら、かえって無音であることの現実味が増したの
ではないか、そんな感覚も持ってしまったものだ。もちろん
それをすることは監督たちの意図とは異なるものになるし、
僕の勝手な妄想であるのだが。
聾者を描いた作品では、2010年5月に『アイ・コンタクト』
を紹介しているが、聾者の女子サッカー日本代表チームを取
材したこの作品では、サッカーでは普段からよく使われてい
る題名の言葉が、より深い意味で使われていることに衝撃を
受けた。
つまり普段から言われていることが、聾者の人たちにはより
先鋭的に要求される。もちろんアイ・コンタクトは僕らでも
なかなか難しいことではあるが、障害を持つ人にはより強く
それが要求される。そんなところに障害者に対する理解を深
めることができた気がしたものだ。
本作では他にも、聾者に対する音楽教育の矛盾なども訴えら
れており、いろいろ考えさせられる作品だった。
公開は5月14日より、東京は渋谷アップリンクほかで、全国
順次上映となる。
『関西ジャニーズJr.の目指せ♪ドリームステージ!』
2013年『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!』、2014年
『忍ジャニ参上!未来への戦い』に続く、ジャニーズ事務所
所属の関西系メンバーが主演する青春ドラマ映画の第3弾。
実は第1弾では試写状が貰えなくて、第2弾は試写は観たが
紹介はしなかった。そして本作ということになるものだが、
内容はストレートな青春ドラマと言えるかな? アイドルを
目指す若者たちが、グループの存続を願って奮闘するという
お話だ。
物語の中心は、地元振興を目的に結成された小姓ズという名
のアイドルグループ。ところが自治体の予算が打ち切られ、
グループの存続も風前の灯火となる。しかしそこから彼らの
奮闘で盛り返すというもの。そしてその舞台は京都太秦とい
うことで観光名所でのロケも含めた構成となっている。
出演は、NHK朝ドラ『あさが来た』などの西畑大悟、前2
作にも出ていた向井康二、前作に続いての大西流星、映画は
初の赤名竜乃助と、第1作以来となるリーダー格の浜中文一
が小姓ズのメムバー。
他に室龍太、大橋和也、藤原丈一郎、草間リチャード敬太ら
の関西ジャニーズJr.のメムバーと、元関西ジャニーズJr.の
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03月13日(日)
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