ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■X−ミッション、ジョーのあした、Mr.ホームズ、ジプシーのとき、バナナの逆襲、いいにおいのする映画
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※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
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『X−ミッション』“Point Break”
エクストリームスポーツに興じていた若者が、政府の捜査官
となって活躍する姿を描いた3Dアクション作品。
映画の開幕は、切り立つ山の稜線を疾走する2台のバイク。
ところが最後のジャンプで塔峰の頂きに着地した主人公に対
して、彼の後を追った仲間のバイクは着地に失敗して転落。
主人公は仲間の死を目の当たりにしてしまう。
それから7年後、バイクを走らせていた若者は、規律が最も
厳しいと言われるFBI捜査官の登用試験を受けていた。し
かし彼の経歴は試験官に良い印象を与えてはいないようだ。
それでも成績が優秀であることは間違いなかった。
そんな時、X−スポーツを駆使する強盗団が出現。その技の
レヴェルから彼等の行動が伝説の活動家の理念に基づいてい
ると判断した主人公は彼等の次の出現場所を予測。仮採用の
身分で現地に捜査に赴くことになるが…。
稜線の疾走に続いては、高層ビルからのパラシュート降下、
さらには輸送機からのスカイダイビングに、大海原のド真ん
中で発生する高波でのサーフィンなど、X−スポーツの妙技
がつるべ打ちのように登場する展開となる。
出演は、オーストラリア出身で人気ブレイク中のルーク・プ
レイシー、2013年6月紹介『ウォーム・ボディーズ』などの
テリーサ・パーマー、2012年7月紹介『カルロス』などのエ
ドガー・ラミレス。
他に、2011年10月紹介『ザ☆ビッグバン!!』などのデルロイ
・リンドー、2007年3月紹介『こわれゆく世界の中で』など
のレイ・ウィンストンらが脇を固めている。
監督と撮影は、カメラマン出身で2001年『ワイルド・スピー
ド』の撮影も手掛けたエリクソン・コア。本作は2006年『イ
ンヴィンシブル 栄光へのタッチダウン』に次ぐ監督2作目
となる。
脚本は、2012年8月紹介『トータル・リコール』などのカー
ト・ウィマー。因に1991年のキアヌ・リーヴス主演作『ハー
ト・ブルー』(キャサリン・ビグロー監督)が本作の原案だ
そうだ。
X−スポーツのアスリートが捜査官になるという設定では、
2002年9月に紹介したヴィン・ディーゼル主演の『トリプル
X』などが思い浮かぶが、登場する競技の多彩さでは本作が
上回る。しかもそこに日本人が絡むのも愉快なところだ。
それに本作では、3Dの効果が見事な点も注目できる。特に
山岳シーンでは山肌の凹凸が明確に把握できて、これは迫力
満点の映像だった。また海のうねりや瀧脇の岩壁を登攀する
シーンなども3Dで効果的に描かれていた。
実は昨年観た『アルプス天空の交響曲』というドキュメンタ
リーでは、2Dのために山肌が凹なの凸なのか俄かに判らず
困ったが、3Dではその心配もなかった。これは今後の参考
にもなる作品だ。
公開は2月20日より、東京は新宿ピカデリー他で全国ロード
ショウとなる。

『ジョーのあした-辰𠮷𠀋一郎との20年-』
1989年『どついたるねん』で元プロボクサー赤井英和を銀幕
デビューさせた阪本順治監督が、やはり関西のプロボクサー
辰𠮷𠀋一郎を題材に描いたドキュメンタリー作品。
辰𠮷は1989年にプロデビュー。1991年には8戦目にして世界
タイトルを奪取する。しかし同年末に網膜裂孔と診断されて
長期入院。その後の1992年に行われた復帰世界戦ではTKO
負けを喫するが、翌年の再戦で王座に返り咲く。
だがその後に網膜剥離が判明して王座を返上。さらに治療の
手術は成功するが、日本ボクシングコミッションは規定によ
り国内での対戦を禁止。このため辰𠮷は海外での対戦を実施
して勝利し、その実績により特例の世界戦が認められる。

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01月10日(日)
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