ID:47635
On the Production
by 井口健二
[459865hit]
■未体験ゾーンの映画たち2016(スウィート・ホーム、アフターデイズ・ボディ、ラバランチュラ、アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ3)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
未体験ゾーンの映画たち2016
『スウィート・ホーム』“Sweet Home”
2008年3月紹介『●REC』などシリーズ全作の製作総指揮
を務めたカルロス・フェルナンデスが仕掛けるアパートが舞
台のサスペンス作品。
主人公は不動産ブローカーの女性。彼女が担当するアパート
の周囲では再開発の動きが顕著になり、担当する物件からも
居住者の退去が相次いでいた。しかし彼女はただ1人居残る
老人を守るため最善の努力を続けていた。
そんなある日のこと、彼女は預かっている鍵を使ってボーイ
フレンドを空き室に連れ込むのだが…。そこに居残る老人を
暴力的に排除しようとする連中が現れ、何と老人を殺害。そ
の現場を観た彼女とボーイフレンドに魔の手が迫る。
出演は、スウェーデン出身でスペイン映画でも活躍するイン
グリッド・ガルシア・ジョンソン。彼女は2014年に主演した
“Hermosa juventud”でゴヤ賞にもノミネートされている。
他に2014年7月紹介『記憶探偵と鍵のかかった少女』に出て
いたというブルーノ・セビラ、スタントマンでもあるオリオ
ル・タリーダ・ホメデスらが脇を固めている。
脚本と監督は2012年3月紹介『[●REC]³ ジェネシス』で
本国の予告編を担当していたというラファ・マルティネスの
長編デビュー作となっている。
『●REC』シリーズでは3作目からアパートを飛び出して
しまったが、本作はそこに回帰した感じの作品だ。とは言え
物語のテーマは全く違ってしまった。僕としてはアパートで
展開される『●REC』の新作も観たいものだが。
公開は1月2日より、東京はヒューマントラストシネマ渋谷
他でロードショウとなる「未体験ゾーンの映画たち2016」の
1本として上映される。
『アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界』
“Contracted: Phase II”
2013年12月29日付「未体験ゾーンの映画たち2014」で紹介し
た『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日
間』の続編。
物語はちゃんと第4日からスタートし、第6日までが描かれ
る。今回も克明にゾンビ化の様子が描かれるもので、その描
写はかなりえぐい。でもまあそれが目的の作品だから、それ
は認めないといけないものだろう。
ただし今回の展開では、前作にもちょっと出ていた謎の男が
クローズアップされ、事件の全容を操る男の存在が描かれ始
める。それはその男が企んだ全人類をターゲットとする陰謀
のようなのだが…。。
主演は、前作に引き続いてのマット・マーサー。他にマリア
ンナ・パルカ、モーガン・ピーター・ブラウン。また前作で
主演のナジャラ・タウンゼントらも登場する。
脚本と監督は共に長編デビューで、監督は“Thumb Wars”に
参加していたというジョシュ・フォーブス、脚本はクレイグ
・バレンジャクが担当している。因に前作の脚本製作監督を
手掛けたエリック・イングランドはノータッチのようだ。
実は上記した概要はほぼ結末まで書いているもので、本作に
描かれる物語はまだ完結していない。従って“Phase V”は
当然あるものと考えられるもので、来年あたりそれが観られ
ることが楽しみだ。
公開は1月2日より、東京はヒューマントラストシネマ渋谷
他でロードショウとなる「未体験ゾーンの映画たち2016」の
1本として上映される。
『ラバランチュラ全員出動!』“Lavalantula”
1984年『ポリスアカデミー』などで人気を博したスティーヴ
・グッテンバーグが主演するデザスター・コメディ。
映画の都ハリウッドが舞台の作品。その町でスター気取りの
主人公は、一時はスーパーヒーローもので人気を博したが今
[5]続きを読む
12月27日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る