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On the Production
by 井口健二
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■トランスポーター:ザ・シリーズ
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※
※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※
※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※
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(今になっていろいろ試行錯誤していますが、この日付より
暫らくは日報の形で書くことにします)
『トランスポーター:ザ・シリーズ』
“Transporter: The Series”
2002年11月に第1作、その後は2006年3月に第2作、そして
2009年4月に第3作を紹介したリュック・ベッソン製作によ
るヒットシリーズのテレビ版。フランス−カナダ合作の本作
は、実は8月9日に第1話〜第3話がレンタル開始されてい
るが、9月6日に全作のBOXリリースが行われるとのこと
で、第1話〜第6話のサンプル版を鑑賞した。
物語の主人公は、映画版と同じ運び屋のフランク・マーティ
ン。ただし演じているのはジェイスン・ステイサムではなく
て、2007−08年の『プリズン・ブレイク』にレギュラー出演
していたクリス・ヴァンス。ステイサムがワル風なのに対し
て、ヴァンスはどちらかというと英国紳士風の風貌だ。
ということで多少の違和感が生じるかというと、実は映画版
の3作に登場のフランス人警部役フランソワ・ベルレアンが
本シリーズにも登場して、主人公に「フランク」と呼び掛け
るから、これは観客としては納得せざるを得ないところだ。
そして本シリーズには別のレギュラーも登場する。
物語は1話完結で、美女やら移植手術用の心臓やら、はたま
た昔の戦友だった盲人などいろいろな「荷物」が運搬の対象
となる。そしてその運搬に様々な障害が現れ、それらをカー
チェイスやアクションなどで克服して、「荷物」を依頼主に
届ける展開となる。
ただまあ、6話をぶっ通しで観ているとよく似た展開の繰り
返しに感じるのは否めないところだが、本来の観客は各話を
1週間置きに観るものだし、このある種のマンネリが視聴者
に安心感を与えるものでもある。それにその中で少しずつ変
化のあるのが、テレビシリーズとしては及第点だろう。
もっとも、シリーズの掴みのつもりなのか、最初の2話には
多少エロティックなシーンがあったが、それが第3話以降消
えてしまうのは、どういう事情があったのかな。最初の2話
がテレビにしては過激だったので、それにはちょっと驚かさ
れた。
共演はアンドレア・オスヴァルト、デルフィーヌ・シャネア
ック、チャーリー・ヒュブナ。この内のオスヴァルトの役柄
はオリジナルシリーズにはない連絡係で、これが情報収集な
どもやってくれるのは、短い時間で物語を展開させる上での
工夫という感じだ。
それに上では物語は1話完結と書いたが、これは今回鑑賞し
た第1話〜第6話でのこと、実は物語の背後には別の組織も
動いているようなのだが、その辺はまだ明らかにならない。
それが9月6日にリリースでは全12話とのことで、そこでは
その真相が明らかになりそうだ。
09月01日(日)
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