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On the Production
by 井口健二
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■第195回(Star Wars Episode Z,Tom Clancy's Ghost Recon,The Queen of the Tearling)
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※このページは、SF/ファンタシー系の作品を中心に、※
※僕が気になった映画の情報を掲載しています。    ※
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 今回はこの話題から。すでに“Star Wars Episode Z”の
監督が発表されているJ・J・エイブラムスから、ついにそ
のスケジュールが公表された。
 それによると撮影は来年早々にイギリスで開始される。そ
のため監督は、家族と共に6ヶ月以内にロンドンに移住し、
来年1年間はその地にいることになるだろう…とのことだ。
因に作品の公開は再来年に予定されている。
 ただし監督は、それ以上の作品の内容については一般的な
事柄以外の発言は避けていたようだ。そしてオリジナルから
派生した小説等が存在することに関しては、「人々にとって
それが重く、重要なものであることは承知している。それが
今回シリーズを前進させた鍵であったことも確かだ。しかし
自分は、作品を前と同じことの繰り返しにはしない」と回答
している。
 つまり前のシリーズ6作は、正に「スター・ウォーズ」の
連続であったものだが、監督はそこからの方向性を少し変え
ることも示唆しているようだ。それがどのような方向に向く
のか…。とは言え“Star Wars”のタイトルは変えられない
のだし、物語自体はジョージ・ルーカスのアイデアに基づく
としている訳で、そこにエイブラムスが何を盛り込むか、注
目されるところだ。
 脚本は、2010年6月紹介『トイ・ストーリー3』などのマ
イクル・アーント。因にアーントは、今年4月紹介『オブリ
ビオン』にも別名で参加していたようだ。
 配役には、すでに紹介したマーク・ハミル、キャリー・フ
ィッシャー、ハリスン・フォードに加えて、ランドー・カル
リシアン役のビリー・ディー・ウィリアムス、C3PO役の
アンソニー・ダニエルスの出演も噂されている。
        *         *
 現在はパラマウントで“Transformers 4”を撮影中のマイ
クル・ベイ監督が、ワーナーとゲームメーカーのUbisoftが
進めているゲームソフトの映画化に参加することを発表。
次期監督作品として進められる可能性が高まっている。
 作品は“Tom Clancy's Ghost Recon”と題されたもので、
『ジャック・ライアン』シリーズなどの原作者トム・クラン
シーのアイデアに基づくゲームは、2001年に第1作が発表さ
れ、昨年の5月には最新作の“Tom Clancy's Ghost Recon:
Future Soldier”がリリースされている。
 内容は、米大統領の私設兵団として活動する陸軍特殊部隊
の行動を描くもので、彼らは最新技術の駆使して問題地域に
侵入し、世界の脅威を排除した後にはその痕跡を全く残さな
い…というものだ。最新技術というのが一体どのくらいのも
のかは不明だが、説明だけ読んだ印象は『ミッション:イン
ポッシブル』のような感じがする。
 ただしこの計画で、Ubisoftの映画担当者は「この物語は
SFではない」と称している。とは言え『ミッション:イン
ポッシブル』だって基本的にはSFではないがファンは充分
に楽しめるものだし、しかもベイ監督ならそれなりに期待し
たいものだ。
        *         *
 『ハリー・ポッター』シリーズを手掛けたプロデューサー
のデイヴィッド・ヘイマンとワーナーブラザースは、新たな
ファンタシーシリーズとしてエリカ・ヨハンスン原作による
“The Queen of the Tearling”という作品の映画化に乗り
出すことを発表した。
 そしてその主演に、1999年の『ハリー・ポッター』のオー
ディションでハーマイオニー役を射止めたエマ・ワトスンの
起用も発表されている。
 物語は、2007年のデレク・オバマ大統領の演説から原作者
がインスパイアされたものとのこと。原作本は2014年にハー
パー・コリンズから出版予定となっており、3部作が予定さ
れている。因にヨハンスンは本作がデビュー作の新人作家だ

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06月16日(日)
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