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On the Production
by 井口健二
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■第189回(Interstellar,OZ sq,Legends of Oz,Tunnels,Artemis,Godzilla,The Martian,Cinderella,Frankenstein,Resident Evil 6)
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※このページは、SF/ファンタシー系の作品を中心に、※
※僕が気になった映画の情報を掲載しています。    ※
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 まずは待望だったこの話題から。
 2007年4月1日付の本ページ第132回でも紹介したSF作
品“Interstellar”の映画化が、『ダークナイト』3部作な
どのクリストファー・ノーラン監督の次回作として、2014年
11月7日の全米公開を目指しパラマウントとワーナーの共同
製作で進められることが発表された。
 物語は、カリフォルニア工科大学(Caltech)のキップ・
S・ソーン教授が提唱するワームホール理論に基づき、宇宙
と次元を越えた冒険の旅を描くというもの。2007年当時の紹
介ではスティーヴン・スピルバーグ監督の次回作となってい
たものだ。
 しかも、その際に報告された脚本家の名前がジョナサン・
ノーラン。当時は『メメント』の原作者で映画化の共同脚本
家でもあったノーラン監督の弟が、スピルバーグに協力する
ということでも話題になっていた。
 ところがその計画は、スピルバーグが“Lincoln”の映画
化を優先するなどしたために頓挫、情報はそのまま立ち消え
になっていた。今回はその計画に、2010年7月紹介『インセ
プション』など、一風変わったSF作品も得意なノーラン監
督の出馬が発表されたものだ。
 なお、計画は元々はパラマウントで進められていたものだ
が、ノーラン監督が主宰する制作会社のSyncopyはワーナー
に本拠を置いており、その関係で両社の共同製作が実現した
ようだ。因に配給は、アメリカ国内をパラマウント、海外は
ワーナーが取り扱うことになっている。
 公開日は決まっていても撮影スケジュールなどはまだ確定
されていないとのことだが、出演者にはレオナルド・ディカ
プリオやジム・キャリーの名前が取り沙汰されたこともある
ようで、撮影開始が待たれるところだ。
        *         *
 お次は、3月8日に世界一斉公開されて大ヒット発進した
『オズ はじまりの戦い』“OZ The Great and Powerful”に
早くも続編の計画が発表されている。
 この続編の計画は、実は6日に発表されたもので、この時
点では一般公開は始まっていない。しかしディズニーでは評
論家などの評価の高さを見て大ヒットを確信、迷わず決定し
たとのこと。
 しかも計画自体は数ヶ月前から密かに進められていたもの
で、すでに今回の原案と脚本を担当したミッチェル・カップ
ナーには続編のアイデアの検討が求められていたそうだ。
 そのアイデアはまだ極秘とされているが、基本的には今回
ジェームズ・フランコの演じた主人公が、1939年の映画化に
登場するオズの年齢に達するまでの話になるとのこと。つま
りドロシーとトトが現れる以前の物語になる。
 因に、ライマン・フランク・ボームの原作はすでにパブリ
ック・ドメインになっているが、1939年の映画に関しては、
当時のMGM作品の権利を保有するワーナーに著作権が現存
するのだそうで、今回の続編に関してもその権利に抵触しな
いことが条件になるようだ。
 この条件には、小道具のデザインや登場人物のメイクなど
細かいことまで含まれているとのことで、いろいろ面倒な話
になりそうだが、8日に公開された作品は、邦題にもあるよ
うに「はじまりの戦い」ということで、その後にも戦いは続
くことになるのかな? その中での冒険が描かれることにな
りそうだ。
 なおディズニーでは、全世界での興行収入が10億ドルを突
破した2010年3月紹介『アリス・イン・ワンダーランド』の
続編の計画も進めており、こちらは前作も手掛けたリンダ・
ウルヴァートンが脚本の執筆を進めているようだ。
        *         *
 ところでOzの関連ではもう1本、サマータイム・エンタ
ーテインメントという会社から“Legends of Oz: Dorothy's
Return”という3Dアニメーション作品が、2014年の第1四

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03月16日(土)
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