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On the Production
by 井口健二
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■第187回(Star Wars,Gallowwalkers,Vampire Academy,Ghost Graduation,Insidious Chapter 2,Shrinking Man,VES winner)
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※このページは、SF/ファンタシー系の作品を中心に、※
※僕が気になった映画の情報を掲載しています。 ※
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今回もこの話題から。2015年スタートの新“Star Wars”
3部作に関して、また少し動きがあった。
新3部作の内、少くとも嚆矢となる“Star Wars: Episode
Z”の監督が『スター・トレック』も手掛けるJ.J.エイブラ
ムスに決まったことは、前回第186回で報告したが、今回は
脚本家について具体的な報道が行われた。
この脚本家については、1月1日付第184回で昨年11月に
『トイ・ストーリー3』などのマイクル・アーントの起用が
発表されたことを報告したが、同時にローレンス・カスダン
とサイモン・キンバーグの契約も報告していた。
この契約に関しては、さらに“Episode [”の脚本にカス
ダン、“Episode \”の脚本にキンバーグとの情報も流れ、
新3部作は一気に撮影して3年連続で公開されるのではない
か…との観測も登場したものだ。
これらの噂について今回は、ディズニー社CEOのボブ・
アイガーがテレビ局CNBCのインタヴューに公式に答えた
もので、そこでは新3部作の公開のスケジュールなども明ら
かにされている。
その回答によると、まず新3部作の公開は以前の3部作と
同様に6年掛けて行われるとのこと。つまり“Episode Z”
の2015年公開に続いては、“Episode [”の公開が2018年、
“Episode \”の公開は2021年になるということだ。
それなら、なぜカスダンとキンバーグのベテラン2人が契
約されたのかというと、実はこの契約は3部作の本体のため
ではなく、3部作と並行して製作される独立作品の製作に関
わるものだとのこと。そのどちらもがジョージ・ルーカスの
原案に基づくとのことだ。
このような“Star Wars”に関連した独立作品では、過去
にも1984年に“The Ewok Adventure”(邦題:イウォーク・
アドベンチャー)と、1985年には“Ewoks: The Battle for
Endor”(エンドア 魔空の妖精)という作品が、アメリカ国
内はTVムーヴィとして公開され、その他の国では劇場公開
がされている。
また映画以外の出版では、正に星の数ほどの小説やコミッ
クスが発表されているものだ。そこで今回は“Star Wars”
ワールドを構築する独立作品が映画で、しかも2本も並行し
て製作されるという発表がされたことになる。
その具体的な物語などは、新3部作を含めて全く公表され
ていないが、噂ではカスダンが担当するのは若き日のハン・
ソロの物語で、キンバーグはボバ・フェットを主人公にした
作品を執筆するのではないかとのこと。
因に、ハン・ソロに関しては“Episode W”に登場する以
前の行動は明らかでないので、恐らくはチューバッカとの出
会いや、ミレニアムファルコンを手に入れるまでの経緯が描
かれることになりそうだ。
一方、ボバ・フェットに関しては先に誕生の経緯や父親の
経歴などは紹介されているものだが、ボバ・フェット本人に
関しては謎も多く、それらに関わる冒険が描かれることにな
ると噂されているようだ。
いずれにしても新3部作の最初の作品は、2015年初夏の公
開が決まっており、脚本と監督が確定して、そろそろ主要な
配役の発表や、撮影開始のニュースが待ち遠しいところだ。
* *
ここからはいろいろな情報を紹介しよう。
まずはベルリンで開催されていたヨーロピアン・フィルム
・マーケットにおいて、2005年2月紹介『ブレイド3』など
のウィズリー・スナイプス主演による“Gallowwalkers”と
いうSF作品がバイヤー向けに上映された。
この作品は、2005年に“Cold and Dark”というホラー作
品を発表しているアンドリュー・ゴスの脚本・監督によるも
ので、内容は、神との契約を破った尼僧の子として誕生し、
その呪いを背負ったガンマンの主人公が、自らの銃で殺した
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02月16日(土)
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