ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■第184回 (Star Wars, Golden Globe Awards, Riddick, Jupiter Ascending, Alice in Wonderland sq., Best10)
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※このページは、SF/ファンタシー系の作品を中心に、※
※僕が気になった映画の情報を掲載しています。 ※
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明けましておめでとうございます。
突然ですが、映画紹介以外の情報のページを新年から再開
することにします。その前に少し昨年の状況を報告します。
昨年は試写等で映画を観た作品数が528本に達しました。
これには東京国際映画祭での28本とサンプルDVDによる
31本を含み、一部は劇場公開していない作品もありますが、
昨年度に日本国内で一般公開された作品は1000本弱と言われ
ており、前後年への繰越はありますが、その内の約半数を観
ている勘定になると思われます。
しかし、一昨年が374本だったことに比較すると、一気に
1.5倍近い増加はかなりの負担となったもので、それまで鑑
賞した全ての作品の記録コメントを書いていた作業を、昨年
は遂に諦めざるをえませんでした。これは、送付された試写
状は可能な限り鑑賞するという目標を優先させたもので、そ
のためコメントを書く時間が取れなくなりました。
そこで昨年は、1回に掲載できる毎週8本の記録コメント
のみを執筆することとし、この時点で掲載作品の取捨選択を
行いました。そのため昨年は64作品を割愛しました。
その一方で自分の中で新しい情報を紹介できないことへの
フラストレーションも高まり、それなら作品紹介をさらに割
愛しても良いのではないかと考え、作品紹介の本数をさらに
減らして、情報ページを再開することにしたものです。
なお紹介作品の選択は、自分が気に入った作品であること
に変わりはありませんが、さらに自分が紹介するまでもない
著名な作品や自分のテリトリーでない作品から割愛すること
にします。そしてその更新日を10日、20日、30日(若しくは
月末)付とし、それに加えて1日と16日に情報ページの更新
をする予定です。
* *
その初めは、今回再開に思い至った切っ掛けの作品から。
“Star Wars: Episode VII”の製作の情報はすでに何度か
紹介したが、改めてその流れを総括することから情報を再開
する。
この情報が最初に流れたのは、10月30日付のディズニー本
社からの発表で、同社が40億5000万ドルを投じてジョージ・
ルーカスが個人所有していたルーカスフィルムの買収に合意
し、それに伴い同社は『スター・ウォーズ』『インディ・ジ
ョーンズ』などのシリーズの全権利を獲得。その権利に基づ
いて上記の公開・制作を公式に発表したものだ。
この時僕が感じたのは、これで故リー・ブラケットの夢が
叶うということだった。元々『スター・ウォーズ』の全貌に
関しては、3部作×3で全9部作になるという情報が何度も
紹介されていた。これは“Star Wars: Episode IV”の製作
前にルーカスとブラケットが話し合って作り上げたシリーズ
全体の構想に基づくものとされていた。
ところが1999年の“Star Wars: Episode I”の公開の折に
ルーカスは、「そのような計画は最初から無い」と断言して
しまった。これに対して僕らは大きな失望感を味わったもの
だ。この時、なぜルーカスがそのような発言を行ったのか?
これについては後で考察したい。兎も角今回の発表で、その
経緯がどうであれ、ついに長年の夢が叶うことになった。
その後の情報では、すでにお伝えしているものもあるが、
まずは11月5日のCollider誌が、監督として2010年10月紹介
『キック★アス』などのマシュー・ヴォーンの名前を報道。
しかしこの情報は確認されず、その後はスティーヴン・スピ
ルバーグ、デイヴィッド・フィンチャーからクエンティン・
タランティーノまで、あらゆる名前がサイトを賑わすことに
なる。因に、監督名の正式発表はまだ無いものだ。
その一方で11月10日には、脚本家に2010年6月紹介『トイ
・ストーリー3』などのマイクル・アーントの起用が発表さ
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01月01日(火)
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