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On the Production
by 井口健二
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■ユナイテッド、Green Days、ウォーキングデッド2、籠の中の乙女、アイアンガール、足立正生、スノーホワイト、アベンジャーズ+Mad Max
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※
※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※
※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※
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『ユナイテッド−ミュンヘンの悲劇』“United”
1958年2月、UEFAチャンピオンズカップでユーゴスラビ
アに遠征したイングランドのサッカーの名門マンチェスター
・ユナイテッドを襲った悲劇を描いた作品。
物語の中心は、名将マット・バズビー監督の許でアシスタン
ト・コーチを務めるジミー・マーフィと、後にはイングラン
ド代表としても活躍しチームでは歴代1位の得点王で、バロ
ンドールにも輝いたボビー・チャールトン。
その物語は1956年9月、入団3年目でいまだ出場機会のない
ボビーがジミーに教えを請うところから始まる。当時は薄給
で女性の前では職業も隠す選手たちだったが、ジミーの科す
単調な練習メニューに真面目に取り組むボビーには10月スタ
メンが告げられる。
こうしてオールドトラッド・スタジアムのピッチに立ったボ
ビーは見事2得点で勝利に貢献。その後はレギュラーに定着
したボビーは「バスビー・ベイブス」の一員としてチームの
FAリーグ2連覇にも貢献する。
そして1958年、前季のリーグ優勝チームとしてチャンピオン
ズカップに進出したマンUは1月のホーム戦に勝利し、2月
のベオグラードに乗り込む。ところがイングランド協会はリ
ーグ戦の優先を厳命。チームはチャーター機でのトンボ帰り
が必要となるが…
雪の降り頻るミュンヘンの飛行場で悲劇が起きてしまう。離
陸に失敗したチャーター機が大破し、チームは主力選手7人
を失ったのだ。その時のボビーは奇跡的に軽症だったが、心
の傷は深く大きかった。
一方、留守を守っていたジミーには監督が重傷を負ったこと
と、チームの存続が難しいことが告げられる。しかし協会か
らは次戦の延期を認める決定が届けられ、ジミーはチームの
存続を賭けた戦いを始めることになる。
出演は、ジミー役に2011年10月紹介『フライトナイト』での
ピーター・ヴィンセント役などのデイヴィッド・テナント。
ボビー役には2009年1月紹介『THIS IS ENGLAND』などのジ
ャック・オコンネル。バズビー監督役には今年1月紹介『マ
リリン/7日間の恋』などのダグレイ・スコットが扮してい
る。
脚本と監督は、それぞれテナント主演のテレビドラマ『ドク
ター・フー』を手掛けるクリス・チブナル(脚本)とジェー
ムズ・ストロング(監督)が担当した。
野球の歴史はハリウッドが好んで映画にしてきたものの一つ
だが、イギリス映画界もようやく自国のスポーツに気付いた
ようだ。
『Green Days−大切な日の夢』“소중한 날의 꿈”
5月26日から6月15日まで東京・新宿K'sシネマで開催中の
「真!韓国映画祭2012」で上映される13作品の1本で、制作
に11年が掛けられたという手書きアニメーション作品。
主人公は田舎の学校に通う女子生徒。ある日、彼女のクラス
にソウルからの転校生が入ってくる。その転校生はちょっと
すかした感じだったがセンスも良く主人公にとっては憧れる
存在だった。そしてある切っ掛けで2人は親しくなるが…
一方、主人公には校舎の屋上から飛行実験をしている男子生
徒の姿も気になっていた。
物語には黒猫も魔女も飛空船も出てこないけれど、そんなも
の以上に親しみの持てる物語が展開される。そこには主人公
の夢やちょっと厳しい現実の姿などもあって、それは誰もが
体験する青春の1ページが描かれていた。
物語の背景となる年代は特定されていないが、試写の後に行
われたQ&Aでの監督の発言によると、1970年代が想定され
ているようだ。それは、現代の大人と若者が共通にノスタル
ジーを感じられる時代とのことだった。
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06月03日(日)
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