ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■NAVY S、ヤクザみたいな恋人、SHERLOCK、そして友よ、ロマンチック・ヘブン、ディーパー・シェイド、SEX&禅、ビッグ・ボーイ、コナン
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※
※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※
※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※
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『NAVY SEALS』“Act of Valor”
アメリカ海軍特殊部隊Navy Sealsの活動に関るフィクション
の脚本を、現役の隊員たちに演じさせて映像化したという前
代未聞の作品。
その物語は中東での自爆テロに始まり、CIAエージェント
の救出作戦など特殊部隊の活躍が描かれる。また一方で金属
探知を擦り抜ける自爆装置を開発した武器商人やメキシコか
ら米国潜入を目指すテロ集団などの行動も描いて行く。そし
てテロを未然に防ぐ特殊部隊の活動が描かれる。
物語はフィクションだが、隊員たちの行動は各シチュエーシ
ョンでの訓練の一貫とも言えるもので、テロリストの潜む集
落への襲撃や地下トンネルでの攻防などが、正しく実戦さな
がらに描かれている。
その他、原子力潜水艦の浮上シーンやヘリから吊り降ろされ
る戦闘舟艇など、過去には実物が撮影されたことのない兵器
や装備も登場。因に飛び交う銃弾は全て実弾とのことだ。
ただし夜間のパラシュート降下シーンは、実際には深夜の真
っ暗闇の中でも行われるが、本作では撮影のため少し明るく
なった夜明けに時間を変更してもらったそうだ。
また襲撃シーンでは、隊員たちにシチュエーションのみを提
示して、そこから彼らが作戦を練り上げ、その計画に沿って
カメラの配置などを定めて撮影が行われたものもあるとのこ
とだ。
製作と監督は2006年6月紹介『ダスト・トゥ・グローリー』
などのマイク・マッコイとスコット・ワウ。2人は2007年に
米海軍を描いた短編ドキュメンタリーを発表し、その実績を
買われて本作に抜擢されたようだ。
脚本は2007年3月紹介『300』などのカート・ジョンスタ
ッド。また1990年『レッド・オクトーバーを追え』などジャ
ック・ライアンシリーズの原作者トム・クランシーが企画協
力者として名を連ねている。
なお主要なキャストは現役の兵士だが、その他の政府関係者
やテロリスト、武器商人などの配役では、主にテレビで活躍
の俳優たちが脇を固めていたようだ。
『僕のヤクザみたいな恋人』“내 깡패같은 애인”
『怪しい隣人たち』“수상한 이웃들”
5月26日から6月15日まで東京新宿K'sシネマで開催される
「真!韓国映画祭2012」で上映の13作品の中から、標記2作
品の試写を鑑賞した。
前者は、地方の大学を出てソウルの会社に勤めたものの程な
くして勤務先が倒産し田舎には帰れない女性と、幹部の身替
りで刑務所に入りはしたが一向うだつは上がらい三流ヤクザ
の男が主人公。偶然隣り同士になった2人の唯では済まない
交流が描かれる。
脚本と監督は、本作で青龍賞新人監督賞に輝いたキム・グァ
ンシク。出演は2011年10月紹介『人喰猪、公民館襲撃す!』
などのチョン・ユミと、2009年『TSUNAMI-ツナミ-』などの
パク・チュンフン。
後者は、地方新聞社の編集部が舞台に、一癖も二癖もある記
者連中の日々の行動が描かれる。それぞれのエピソードはサ
ブタイトルも付されて独立しているが、相互に繋がりもある
というちょっと凝った構成で、かなりブラックなユーモアも
込められている。
脚本・監督のヤン・ヨンチョルは1997年に『朴対朴』という
作品があって以来の監督作だそうだが、ミュージックヴィデ
オやCMでは受賞歴もある人のようだ。また出演者には主に
舞台やテレビの俳優が起用されているようだ。
両作ともコメディの範ちゅうに入る作品だが、いずれも多少
特殊なシチュエーションで、自分から共感して笑えるという
感じではなかった。ただまあそれなりにニヤリとする感じの
笑いはちりばめられていたものだ。
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05月27日(日)
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