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On the Production
by 井口健二
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■僕たちのバイシクル・ロード、ラブ&ドラッグ、ミッション:8ミニッツ、ゴモラ、VAMPIRE STORIES、メサイア+Blade Runner
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※
※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※
※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※
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『僕たちのバイシクル・ロード』“Free Wheels East”
イギリス人の25歳と27歳の2人の若者(?)が、大学を卒業し
て実社会に出るまでの時間を使って、地球上の7つの大陸の
全てを自転車で走るという冒険に挑み、それを自ら記録した
ドキュメンタリー。
プレス資料に掲載された文章によると、これは大人になるこ
とを躊躇する若者の甘えに過ぎないのだそうだが、その甘え
の通り、2人は何ら特別な準備もなく、漫然とドーバー海峡
のフェリーに乗り込んでしまう。
そのせいもあるのかも知れないが、1人の自転車はやたらと
パンクをしまくるし、筋肉痛なども深刻になるが、それでも
まずは自転車でモスクワを目指し「赤の広場」に到着。これ
自体が史上初の快挙なのだそうだ。
さらに飛行機は使わないというだけのルールなので、そこか
らはシベリア鉄道でウランバートルに向い、モンゴルの首都
からは再び自転車で中国四川省へ、その間には洪水て道路が
寸断されている中を、細い脇道を自転車を担いで突破するな
どの難所もあった。
そしてラオスからタイ、シンガポールまで辿り着くが、そこ
で資金が尽きてしまう。しかし何とか貨物船にヒッチハイク
してオーストラリア。これでヨーロッパ、アジア、オースト
ラリアの3大陸制覇。ここで資金が完全に無くなるが、彼ら
は思いも掛けぬ方法で調達に成功。
その後は、南極、南米、北米、アフリカと辿ってドーバーに
帰り着く。もちろんその間にもいろいろな出来事は生じるの
だが、少なくとも南極の氷原を自転車で走る姿は達成感のあ
るものではあった。
それはまあ、男の子なら誰だって一度はこんな冒険を夢見た
ものと思うが、それにして彼らの運の良さにも感心してしま
うところで、本当なら2、3回は死んでいてもおかしくない
ような危険な事態も発生しているものだ。
それにしても今月は、前回紹介『LIFE IN A DAY』にも自転
車で世界一周をしている人が出ていたし、自転車旅行の話が
連続した。エコロジーの風潮のせいか、そんな人が増えてい
るのかな。
なお本作は、製作から撮影、編集まで、ほぼ登場する2人と
その兄弟が担当しているが、ナレーションだけはプロの俳優
ピーター・コヨーテが手掛けている。その経緯は不明だが、
『E.T.』の鍵男は、夢見る若者を忘れていないようだ。
『ラブ&ドラッグ』“Love and Other Drugs”
『ラスト・サムライ』などのエドワード・ズウィック監督、
『ゾディアック』のジェイク・ギレンホール、『アリス・イ
ン・ワンダーランド』のアン・ハサウェイ主演で、セックス
から始まる恋愛を描いた作品。
主人公は医者の家に生まれながらも落ちこぼれ、しかし口先
で女をものにすることだけは得意という男。そんな男が病院
相手の製薬会社の営業マンの職に就き、業界ではトップ10に
入る成績のセールスマンも君臨する激戦地に配属される。
そんな男が営業先の病院で見掛けたのは、パーキンソン病の
初期段階にある女性だった。そこで自社の製品を勧めるのを
口実に彼女に接近した主人公だったが、思いのほか簡単に彼
女からベッドに誘われてしまう。
そして2人は情熱的なセックスを繰り返し、彼は徐々に恋愛
感情を高めるのに対して、彼女は病気のことを理由に深入り
はしないと言い返す。それでも2人の仲は順調で、彼は充実
した日々を送って行く。
その頃、彼の勤める会社は革命的な新薬「バイアグラ」を発
表。それを取り扱う権利を得た主人公は販売記録を次々に塗
り替える好成績を上げ続け、ついにシカゴ本社で行われる優
秀セールスマンだけの研修会にも招かれるが…。そこで彼は
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08月28日(日)
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