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On the Production
by 井口健二
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■AVN、ザ・ウォード、モンスターズ、天国の日々、men's egg、スーパー8、スリー・デイズ+Thor記者会見
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※
※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※
※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※
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『AVN』
Sushi-Typhoonと題されたアメリカでの公開を念頭に置いて
製作されたアクション映画シリーズの1本。2008年8月紹介
『東京残酷警察』のTokyo-Shockと同様のコンセプトで、今
回は4本の作品が製作された。
物語は題名の通り、Alien vs. Ninjaの闘いを描いたもの。
背景は戦国時代、伊賀忍者の一団が城攻めの任務を終えて里
への帰還を急いでいたその時、彼らの頭上を巨大な火の玉が
通過し、里の近くに落下するのを目撃する。
そこで帰還の前に下忍頭の命を受けた別動隊と合流した彼ら
は、ひとまずその落下地点を目指すことになるが。そんな彼
らを、高速で移動しながら手足や尻尾を自在に操って攻撃す
るエイリアンが襲い始める。
それでも団体戦では何とか数体を倒した忍者たちだったが、
仲間の1人が手負いのエイリアンに拉致され連れ去られてし
まう。そしてそのエイリアンの体液の跡を追った忍者たちが
観たものは…
オリジナルの『エイリアン』のコンセプトを適当にパクリな
がら、そこに忍者のギミックやチャンバラのアクションを盛
り込んで、とにかく80分の上映時間を徹底的に楽しませてく
れる作品になっている。
そのアクションもCGIなどふんだんに使用しているから、
本当に映画は監督の思いのままのものが描けるようになって
きたのだと、着ぐるみやミニチュアの時代を知っている者と
しては感慨にも浸ってしまった。
出演は、2010年『SP革命篇』などの三元雅芸、2008年3月
紹介『休暇』などの柏原収史、2010年5月紹介『おのぼり物
語』などの肘井美佳。因に肘井は、2009年にアメリカで製作
された“Ninja”という作品にも出演していたようだ。
監督は、2003年『巌流島』などの千葉誠治。本作主演の3人
は、それぞれ千葉監督が最近手掛けた忍者映画の出演者でも
ある。またアクション監督を今年公開『GANTZ』2作なども
手掛けた下村勇二が担当している。
さらに本作は、今年1月紹介『ブラック・スワン』などを手
掛けたハリウッドの大手製作会社フェニックス・ピクチャー
ズとリメイクの契約がなされたとのことで、本シリーズの目
標の一つが達成されたようだ。
なお、Sushi-Typhoonでは、この他に
『HELLDRIVER』(監督:西村喜廣、出演:原裕美子、しいな
えいひ、波岡一喜)
『極道兵器』(監督:山口雄大/坂口拓、出演:坂口拓、鶴
見辰吾、黒川芽以)
『DEADBALL』(監督:山口雄大、出演:坂口拓、星野真理、
田山涼成)
の作品が、同時公開されることになっている。
『ザ・ウォード』“The Ward”
1979年の『ハロウィン』や81年『ニューヨーク1997』、82年
『遊星からの物体X』、88年『ゼイリブ』などのジョン・カ
ーペンター監督による2001年『ゴースト・オブ・マーズ』以
来となる約10年ぶりの最新作。
舞台は1959年の精神病院。主人公は放火の現行犯で捕まった
若い女性。彼女は警察ではなくその病院に運ばれてくる。そ
の病院には隔離病棟があって、そこには先に4人の若い女性
が収容されていた。そして主人公は今まで別の女性がいたら
しい部屋に入れられる。
しかし主人公にはそこに収容されたことが納得できず、徐々
に仲間を作りながら反抗と脱走の計画を練り始める。一方、
その病院では先進的とされる精神病の治療が行われており、
その治療を受けた患者は全治したとして病棟には戻ってこな
かったが…。
病院が行う謎の治療法を巡って主人公の周囲にも異常な事件
が起こり始める。
2010年『シャッターアイランド』や今年4月紹介『エンジェ
ル・ウォーズ』でも1950年代に行われていた精神病治療の話
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06月19日(日)
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