ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■A3DU、少年マイロの火星冒険記、ナチス偽りの楽園、はい!もしもし大塚薬局ですが、エクレール・お菓子放浪記+ニュース
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※
※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※
※方は左クリックドラッグで反転してください。    ※
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『A3DU』
昨年11月紹介『シモン・ボッカネグラ』などのLiveSpireに
よる作品で、昨年10月代々木体育館で行われた浜崎あゆみの
全国コンサート・ファイナル「ayumi hamasaki Rock'n'Roll
Circus Tour FINAL ~7days Special~」の模様がHD−3D
で上映される。因にタイトルのAは、正式にはシルクハット
のような独自のロゴになるものだ。
収録されているのはその最終日の模様と思われるが、天井の
近くにはSkyCamが設置され、さらに小型クレーンやステージ
とそこから延びるアリーナ席を3分するT字形の花道脇には
複数の移動撮影スタッフが配置されるという多角的な撮影が
敢行されている。
またコンサートは、それ自体が大掛かりな映像設備を場内に
建て込んだもので、ステージ背景のマルチ画面や、観客席中
央のT字の接点に降りてくる円環状のスクリーンなどがシン
クロし、さらにLiveSpire向けに3DのCGI映像なども付
加される。
しかも、実際には場面転換や衣装替えなどでもう少し掛かる
のではないかとも思われる暗転が短く編集されているから、
正しく怒濤の勢いでコンサートが繰り広げられる。それはア
ンコールまでがたっぷりと95分間で観せて貰えるものになっ
ている。
それにしても、実際はもう少しは休憩などがあるかも知れな
いが、95分間を歌い踊り、ステージ中を走り回るアーチスト
の姿は、それを観るだけでも感動的なものだし、さらに大型
クレーンに乗った浜崎をその上から捉えた映像などは本当に
鳥肌ものだった。
ただし3Dの効果は、以前『センター・オブ・ジ・アース』
の特別上映の際に来日した監督が、「3D効果は観ていると
馴れてしまうので、後半に特に工夫を凝らした」と言ってい
たものだが、本作の後半では一部のシーンで2Dと区別が付
かなくなっていた。
これはまあ観客の馴れの問題だから仕方のない面はあるが、
ここにもう一つ何か工夫が欲しかった。もっとも僕が観た試
写はまだエンドロールもない仮のものだったから、前半にか
なり付加されていたCGIが、後半にももっと追加されるの
かも知れない。
とは言え、エンディングの紙吹雪きなどはそれなりに3Dの
迫力だったし、これはこれでも良いのかな…。
ただ3Dなら、例えば浜崎が目前の1m位のところで歌って
いる…そんな映像も期待したいところで、全編がそれだと目
が疲れてしまうが、中で1曲ぐらいはそんなものがあっても
良いかなとは感じられた。
なお、LiveSpireでは、今後にはLUNA SEA-L.A.公演の模様の
3D上映なども予定しているそうだ。

『少年マイロの火星冒険記』“Mars Needs Moms”
ロバート・ゼメキス製作の許、2009年11月紹介『Disney's
クリスマス・キャロル』などでも採用されたパフォーマンス
・キャプチャーを使用して映像化された作品。
反抗期の少年が母親への口答で,「ママなんか居なくなっち
ゃえばいい」と言ったその晩、ママが何者かに拉致される。
そしてその後を追った少年は、何とママの乗せられた宇宙船
に閉じ込められて…。到着したのはNASAの探査では明かされ
なかった真の火星だった。
なぜ火星人はママを拉致したのか、そこには火星を支配する
恐ろしい陰謀があった。果たして少年はママを救出して地球
に戻ることが出来るのか。重力が地球の1/3しかない火星を
舞台に、少年の大冒険が始まる。
脚本は、2004年4月紹介『ウォルター少年と夏の休日』に登
場する漫画本の制作を担当したというバークレー・ブリーズ
の原作から、2002年7月紹介『タイムマシン』のサイモン・
ウェルズとウェンディ・ウェルズが脚色したもので、サイモ
ンが監督している。

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03月06日(日)
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