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On the Production
by 井口健二
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■Gフォース、ミュータント・クロニクルズ、インビクタス/負けざる者たち(改稿)+他
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。     ※
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『スパイアニマル Gフォース』“G-Force”
『POTC』や『ナショナル・トレジャー』などのジェリー
・ブラッカイマー製作によるVFXアクション・コメディ。
特殊な訓練を受けたモルモットのチームが地球の危機に立ち
向かう。
主人公は、FBIの秘密研究所で訓練を受けたモルモットた
ち。ところがその秘密研究所に予算打ち切りの危機が迫り、
実力を証明するためにとある企業の機密を盗み出す任務を敢
行する。
その企業は元兵器商人が隠蓑としているもので、そこでは何
か陰謀が進んでいるらしい。しかしFBIでは2年間も調査
を続けているが尻尾を掴めないでいた。そんな企業の会長の
家に潜入した主人公たちは、首尾よく機密資料をメモリーに
ダウンロードするが…
このモルモットたち小動物や、その他のメカニズムなどをV
FXで描いているものだが、そのVFXはソニー・イメージ
ワークスの担当で、『スチュアート・リトル』の実績が見事
に活かされている感じだ。
ただし、後半のアクションシーンなどは派手では有るけど、
何処かで観たようなシーンの羅列だったりもして…。でもま
あ本作は、基本的にお子様向けのディズニー作品な訳で、こ
の辺でOKかなという感じのところだ。
人物の出演は『アンダーワールド』『POTC』などのビル
・ナイが中心。一方、声の出演者にはニコラス・ケイジ、ペ
ネロペ・クルス、ジョン・ファヴロウ、スティーヴ・ブシェ
ミ、サム・ロックウェルなど錚々たる顔ぶれが並んでいる。
ストーリー原案と監督は、『未知との遭遇』以降の数多くの
SF映画でVFXマンとして活躍してきたホイト・イェット
マンJr.。因に長編映画の監督はデビュー作。
脚本は、2002年の『アイ・スパイ』や『ナショナル・トレジ
ャー』の2作などを手掛けたコーマック&マリアン・ウィー
バリー。昆虫のキャラクターなど生物の寿命を考えると多少
無茶なところは有るが、まあお子様映画ということで了解し
たい。
なおこの作品に関しては、7月19日のホームページで3Dに
ついて少し紹介しているが、今回の試写は2Dだったので、
その点は3D試写が始まってから改めて報告したい。

『ミュータント・クロニクルズ』“Mutant Chronicles”
1987年の『ウォール街』でマイクル・ダグラスにオスカーを
もたらしたエドワード・R・プレスマン製作によるアクショ
ン・アドヴェンチャー。
西暦2707年。地球はそれぞれがヨーロッパ、アメリカ、アジ
ア、オーストラリアを拠点とする4つの企業によって支配さ
れ、稀少となったエネルギーを巡る争いに明け暮れていた。
そんな戦場の1つで砲撃によって抉られた地表に巨大な紋章
が現れ、砲弾の作烈によってその紋章が打ち砕かれる。そし
て、そこからは異様な風体の怪人の群れが出現し、戦場の兵
士たちを殺戮し始めた。
それは古代に天空から現れ地球を蹂躙したミュータントたち
の巣窟で、それは1人の英雄の活躍によって封印されていた
ものだった。しかしその封印が説かれた今、地球に英雄は存
在せず、逃げ惑う人類は最後の手段として火星への移住を開
始するが…
一方、古代からの歴史を綴った書「Mutant Chronicles」を
信奉する宗派の修行僧がその書物に書かれた英雄の復活を信
じ、企業に働き掛けて世界中の精鋭を結集、ミュータントの
巣窟へ潜入してその大元の破壊を試みる。それは正しく決死
の闘いだった。
この修行僧を『ヘルボーイ』のロン・パールマンが演じ、世
界から集められた精鋭として『パニッシャー』のトーマス・
ジェーン、『シン・シティ』のデヴォン青木、また企業家の
役で『チェンジリング』などのジョン・マルコヴィッチらが
共演している。
脚本は1997年『イベント・ホライズン』などのフィリップ・

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12月31日(木)
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