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On the Production
by 井口健二
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■ウルトラ銀河伝説、ソフィーの復讐、霜花店、イェロー・キッド、脱獄王、アイーダ、台北に舞う雪(追記)、カールじいさん…(追記)+他
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。     ※
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『大怪獣バトル/ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
2007年にBS11ディジタルで放送され、その後にテレビ東京
系列でも放送されている円谷特撮シリーズの劇場版。
テレビシリーズは、人類が大宇宙に進出した未来世界を背景
にしたもので、『初代ウルトラマン』などに登場した怪獣は
出てくるがウルトラマン本人は登場せず、代りに怪獣使いと
してゴモラなどを操る特殊能力を持った若者が主人公となっ
ているようだ。
このためネットの解説では、『ウルトラマン』の物語は背景
にはあるが、その位置付けは微妙という書き方のものも見ら
れた。その作品が本作では、ウルトラマンとの関連性も明確
にする物語として描かれている。
人類が大宇宙に進出した未来。そこでは「ZAP SPACY」と呼
ばれる組織が宇宙域の開拓を目指して活動していた。その組
織に所属するレイは、実はかつて宇宙を支配した宇宙種族の
遺伝子を継ぐもので、宇宙怪獣を操る能力を持っていた。
一方、ウルトラマンの故郷M78星雲「光の国」では、日々宇
宙の平和を守るウルトラマンたちの訓練が続いていたが、正
義を守るウルトラマンの中にもダークサイドに落ちる者も居
ない訳ではなかった。
その1人は長く宇宙牢獄に捕えられていたが、その牢獄が宇
宙種族によって破られ、闇のウルトラマンが解放される。そ
の闇のウルトラマンは怪獣たちも操り、「光の国」を危機に
陥れるが…
元々はバンダイのカードゲームに連携した作品とのことで、
描かれるのは100体を越す怪獣たちの大乱戦。そこでテレビ
シリーズでは主人公が操るゴモラなどの怪獣と、その他の怪
獣の戦いとなっているようだが、今回はそれにウルトラマン
も参戦しているものだ。
『ウルトラマン』の劇場版では、2008年6月にも松竹配給の
作品を紹介しているが、ノスタルジーとマニアックで一杯の
その作品とは一線を画して、現在のファン向けに作られた作
品ではあるようだ。
それでも、実写シーンでの黒部進、森次晃嗣やつるの剛士、
声の出演で、団時朗など登場には歴史の厚みも感じられた。
もっともウルトラマンキングの声優にはあれあれという感じ
だったが…

『ソフィーの復讐』“非常完美”
間違いなく、現代中国映画界を代表する女優と言えるチャン
・ツィイーが、初めて自ら製作に携わり、初のコミカルな役
柄に挑んだ作品。
本作でツィイーが扮するのはソフィーという名前の漫画家。
その漫画家が恋愛をテーマにした作品で人気を博したところ
から物語は始まる。その人気で公開のトークショウにゲスト
出演した彼女は、その作品を生み出す切っ掛けとなった実話
を話し始める。
その実話の発端では、彼女は青年外科医との結婚を2カ月後
に控えて幸せの絶頂だった。ところがその青年外科医の前に
人気女優のジョアンナが現れ、外科医は心変わりをしてしま
う。しかも自分の母親からは結婚式の準備の電話が架かり続
けてくる。
そこで彼女は、親友の女性2人や偶然知り合った外国帰りの
青年写真家の協力を得て、外科医の心を女優から取り戻す作
戦を開始するが…。
共演は、外科医役に『ゲゲゲの鬼太郎』にも出演した韓国俳
優のソ・ジソブ。女優役には『墨攻』や今年の東京国際映画
祭で上映された『麦田』、さらにジャッキー・チェンと共演
した『新宿インシデント』などのファン・ビンビン。
また写真家役には『着信アリ2』や『仮面ライダー555』
劇場版などにも出演のピーター・ホーが扮している。『SAYU
RI』に主演のツィイーも含め、日本に関わりのある俳優たち
の共演だが、本作は中国・韓国の合作映画だ。
映画は、夢見がちな漫画家が主人公ということで、映像的に
はアニメーションとの合成が使われたり、その一方でツィイ

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11月22日(日)
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