ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460266hit]

■ターミネーター:サラ・コナー、イーグル・アイ、最強☆彼女、青い鳥、旅立ち、ノン子36歳
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。     ※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』
      “Terminator: The Sarah Connor Chronicles”
2008年1月に米国Foxテレビで放送開始されたシリーズの
シーズン1が、来年1月にDVD及びBlu-Rayで日本発売さ
れることになり、その第1話、第2話の試写が行われた。
ところで、映画の『ターミネーター』シリーズは、1984年公
開の第1作(背景も1984年)に始まり、1991年公開の第2作
(1994年が背景)、2003年公開の第3作(2004年が背景)と
続いているものだが、今回のテレビシリーズの背景は1999年
に始まる。
そして物語は2007年へと時代を移し、現代を背景にしたスカ
イネットとの新たな戦いが展開されるものだ。その戦いの全
貌は、第1話、第2話ではまだ明らかにはならないが、まず
は未来から敵味方2体のターミネーターが転送され、コナー
母子の戦いが始まる。
つまりこのテレビシリーズは、映画の『T2』に続いている
もので、『T3』のストーリーラインは除外されていること
になる。しかし、そこには一応の繋がりも着けられていて、
その辺がタイムパラドックスとして面白い仕掛けにもなって
いた。
さらに物語では、『T2』で犯した行為により母子ともに殺
人犯として指名手配される展開となっており、これはなるほ
ど当然だと思わせるものだ。その他にも『T2』との繋がり
はかなり丁寧に描かれているようだ。
そして現在製作中の映画版第4作は、本テレビシリーズに繋
がるものとなるそうだ。とは言うものの、物語は、『ターミ
ネーター』『T2』『T3』のいずれからも微妙にずれてい
るもので、タイムパラドックスはいろいろと発生しているよ
うだ。という言い訳の付けられるのが、本作の便利なところ
ではある。
出演は、サラ役に7月に紹介した『ブロークン』のレナ・ハ
ーディ、ジョン役はテレビの『ヒーローズ』第2シーズンに
出演のトーマス・デッカー。さらにターミネーター役で、テ
レビ『ファイアフライ』のサマー・グローと、映画『ノー・
カントリー』などに出演のガーネット・ディラハント。
その他、『バンテージ・ポイント』のリチャード・T・ジョ
ーンズや、この後には『ビバリー・ヒルズ高校白書』のブラ
イアン・オースティン・グリーンも登場するようだ。
因にシリーズは、シーズン1が全9作、9月8日に本国で放
送開始されたシーズン2は全13作が予定されている。なお、
試写はBlu-Rayのプロジェクターで行われたが、その画質は
期待以上のものだった。

『イーグル・アイ』“Eagle Eye”
スティーヴン・スピルバーグが10数年前に思いついたという
アイデアを映画化した作品。そのアイデアは、思い付いたと
きにはSFとしてしか描けなかったが、情報化社会の現代で
は、現実に起こりうる物語として描けたというものだ。
主人公は、大学を中退してコピーショップに勤めているよう
な男性。彼には双子の兄がいたが、優秀な成績で軍隊に行っ
ていたその兄が事故死する。ところがその直後から、彼の周
囲には不審な出来事が起こり始める。
それは彼の銀行口座に大金が振り込まれたり、大量の物騒な
物資が部屋に届けられたり…と続いて行く。しかも、そのた
めにFBIのオフィスに連行された主人公は、今度は途轍も
なくド派手なやり方でそこからの脱出に成功してしまう。
一方、シングルマザーの女性が子供をネタに脅迫される。そ
の子供は国会議事堂で行われる小学生の演奏会のためにワシ
ントンに向かっていたが、その安全と引き換えにある命令に
従わざるを得なくなる。そして男性と遭遇するが…
携帯電話や電光掲示板、その他、ありとあらゆる手段で指示
が伝えられ、その指示に否応なく従わされる仕組みになって

[5]続きを読む

10月05日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る