ID:47635
On the Production
by 井口健二
[460339hit]

■サンダーパンツ、死ぬまでに・・、ジョニー・E、ティアーズ・オブ・・、レッド・サイレン、戦場のフォトグラファー、S.W.A.T.
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介します。       ※
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『サンダーパンツ』“Thunderpants”          
91年にキアヌ・リーヴスが主演した『ビルとテッドの地獄旅
行』を監督。この作品は続編だったがオリジナルより高い評
価を受けたピーター・ヒューイットの02年の新作。    
生まれたときからオナラが止まらない小学生と、多分天才だ
が周囲からは浮きまくっている発明家の小学生。この典型的
ないじめ対象の2人が、最後はどでかいことをやってしまう
というキッズムーヴィ。                
パトリックは、激しいオナラのために父親は家出し、母親は
アル中、姉は口も利いてくれない。小学校ではいじめの対象
で、校長までもがそのことをなじる。そんな彼の唯一の親友
は発明家のアラン。実はアランは嗅覚障害者でオナラは平気
なのだ。                       
そんなパトリックの夢は宇宙飛行士。しかしUS宇宙センタ
ーの所長は、宇宙飛行士になるには天賦の才能が必要だと言
っている。パトリックにとってその才能とは?      
ある日、アランは発明の傍らでサンダーパンツを作ってくれ
る。それはオナラを閉じ込めランチボックス風の容器に回収
する装置。それもいじめの対象になってしまうのだが、そこ
から発展してオナラで飛ぶ乗物サンダーパンツ2号が作られ
る。                         
ところがその直後、アランは何者かに連れ去られてしまう。
一方、パトリックは、オナラの発する音がテナーの最高音域
と同じだと気付いた世界2番目のテナー歌手によって、彼の
最高音域の代役として世界ツアーに出る。それはアランを探
す旅でもあった。                   
しかし代役がばれて大変なことになりそうになったとき、ア
ランを連れていったのと同じ男たちが現れる。      
何せテーマがオナラだから、一朝一夕に作られたら見るに耐
えないものになる。しかしこのテーマを完全に物語として消
化しているのだから、これは見事としか言いようがない。も
ちろんギャグとして扱われている部分も有るが、ほとんどは
ドラマになっているのだ。               
主演は、パトリック役に新人のブルース・クックと、アラン
役は『ハリー・ポッター』のロン役のルパート・グリント。
クックの自然体の演技も良いが、さすがにグリントが芸達者
なところを見せる。                  
これを、ネッド・ビーティはじめ大人の演技陣がしっかりと
受けとめる。大人の俳優たちも衒うことなく大まじめで演じ
てくれるところが、イギリス映画の厚さを感じさせる。  
もちろん御都合主義の物語ではあるけれども、監督たちの才
能と、何より映画に対する愛情の感じられる作品だった。な
お、エンドクレジットの最後にSpecial Thanks to としてキ
ーラ・ナイトレイの名前が出ているが、一体何をしたのだろ
う。                         
                           
『死ぬまでにしたい10のこと』“My Life Without Me” 
『トーク・トゥ・ハー』のペドロ・アルモドバル監督が製作
総指揮を勤めたヒューマンドラマ。           
主人公は、23歳の女性。17歳の時に初対面の男性の子供を妊
娠して結婚。その後2人目も誕生し、夫に愛されていること
は判っているが、その夫は現在失業中。そして彼女は大学構
内の夜間の清掃員をして家計を支えている。       
そんな夫に、久々に長期の仕事が見つかる。しかし同時に、
彼女は悪性の腫瘍に蝕まれていることが判明し、余命が2カ
月であると告知される。このとき彼女は、病気のことは夫に

[5]続きを読む

08月16日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る