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On the Production
by 井口健二
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■第41回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。 ※
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まずは新しい計画の話題から。
昨年公開された『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』は、ち
ょっと日本人の嗜好には合い難かったようだが、アメリカで
はかなりのヒットを記録したウェス・アンダースン監督の新
作の計画が、前作と同じタッチストーンから発表された。
新作の題名は“The Life Aquatic”。コメディ・アドヴェ
ンチャー作品と紹介されているが、この新作に、『テネンバ
ウムズ』のビル・マーレイ、アンジェリカ・ヒューストン、
オーウェン・ウィルスンらに加えて、ジェフ・ゴールドブラ
ム、バッド・コートの出演が発表されている。
お話は、海洋学者のチームが深海底で神秘的な鮫を捕獲し
ようとしたことから、思いも寄らぬ災難に巻き込まれるとい
うもの。このお話を、上記のメムバーで描くという訳だ。
そしてさらにこの作品の制作に、ティム・バートン製作の
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『ジャイアント
・ピーチ』などのストップモーション・アニメーション作品
を監督したヘンリー・セリックが協力することが発表されて
いる。海の中の情景をセリックが担当するということだが、
CGIなどとは違うストップモーション・アニメーションの
映像が、どのように活かされるのだろうか。
撮影は、今年の9月からイタリアでのロケーションと、ス
タジオはローマのチネチッタを使って行われることになって
いるが、実写にストップモーション・アニメーションが絡む
となると、完成はちょっと先になりそうだ。
* *
お次はライオンズ・ゲイトの製作で、“Final Cut”とい
うSFスリラー作品の撮影が6月29日に開始される。
この作品は、オマー・ナイムという新人の映画作家の脚本
監督によるもので、内容は、人の体内にその人物の行動を記
録するマイクロティップが埋め込まれ、死後、そのマイクロ
ティップを取り出して、その記録から人物の人生のハイライ
トシーンを映像化し、愛する遺族に贈ることになっていると
いう世界を舞台にしたもの。
何か、よく似たテーマの日本映画があったような気もする
が、ハリウッドリメイクが予定されているその作品の計画で
はなく、独自に計画されている作品のようだ。
そして、この作品の主演にロビン・ウィリアムスとジム・
カヴィエゼルが発表されている。
なおカヴィエゼル役柄は、そのテクノロジーに反対するグ
ループのリーダーということで、SFスリラーという紹介か
ら考えて、このテクノロジーには何か裏がありそうだが、カ
ヴィエゼル役柄は、単純な反対運動から、やがて政治的な陰
謀に巻き込まれて行くというようなものなのだろうか。
一方、ウィリアムスは最近悪役付いているが、今回の役柄
が善人か否か判らないのも味噌になりそうだ。
因にカヴィエゼルは、メル・ギブスンの監督でキリストを
演じた“The Passion”の撮影はすでに完了、ポストプロダ
クションに入っている他、8月23日全米公開でニューライン
配給の“Highwayman”という作品が控えているそうだ。
* *
ジョン・マルコヴィッチとジョニー・デップの共演で、17
世紀のイギリス王宮を舞台にした作品が計画されている。
作品の題名は“The Libertine”で、内容は1647年に生ま
れ、80年に33歳で亡くなった詩人ジョン・ウィルモット・ロ
チェスターの生涯を描くというもの。元々はスティーヴン・
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06月15日(日)
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