ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■ムーンライトマイル、Mリローデッド、フリーダ、アンダーカバー・B、ファム・ファタール、セクレタリー、ウェルカム to C、白百合クラブ
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介します。       ※
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『ムーンライトマイル』“Moonlight Mile”       
『遠い空の向こうに』のジェイク・ギレンホールの主演で、
ダスティン・ホフマン、スーザン・サランドン、ホリー・ハ
ンターのいずれもオスカー主演賞を受賞した3人が共演した
ファミリー(?)ドラマ。               
発砲事件に巻き込まれて死亡した花嫁。その花嫁の両親の元
にいる花婿。しかし結婚するはずだった2人は、事件の3日
前に婚約を解消していた。               
そして葬儀が終り、仕事で気を紛らわせようとする父親や、
気丈に振舞ってみせる母親を前にしたとき、花婿だった主人
公は事実を言い出せなくなってしまう。         
そんな彼に、ヴェトナムで行方不明になっている恋人を待つ
女性との関係が生まれる。               
物語の舞台は1973年。ヴェトナム戦争の影が色濃く覆ってい
る。将来の見えないそんな時代だから、主人公の優柔不断さ
も当然理解できるのだが、その時代を知らない今の観客たち
にはどう映るのだろうか。               
でも、そんなことは別にして、一人娘を失った両親の悲しみ
を、全く秋嘆場を作らずに描いて見せたのは、ホフマン、サ
ランドンの見事な演技と、ブラッド・シルバーリング監督の
力量というところだろう。               
またハンターが検事役を演じて、発砲犯に対する裁判をサイ
ドストーリーに描いたドラマの盛り上げ方も、見事だった。
なおギレンホールには、一時『スパイダーマン2』に主演と
の情報もあったが、確かに『サイダーハウス』の時のトビー
・マクガイアと似た雰囲気を出していた。        
                           
『マトリックス/リローデッド』“Matrix Reloaded”   
『マトリックス』の続編は、今年2作公開されるが、本作は
その前編。                      
前作でマトリックスから救出されたネオが、いよいよマシン
と本格的な戦いを始める。前に紹介したアニメーションが本
編の発端になっており、物語はオシリスが送ったデータによ
ってマシンの襲撃が明らかになったところから始まる。  
この情報に、脱出者の町ザイオンの司令官は防備を固め、マ
シンを撃退することを決定する。しかし、「ネオは救世主」
の預言を信じるモーフィアスは、ネオと共に戦列を離れ、他
の2隻の乗り組み員と共に、再びマトリックスを襲う計画を
立てる。                       
その計画とは、マトリックスの中心部を麻痺させ、その隙を
縫ってネオがバックドアから真の支配者に会いに行くこと。
そのためには、まずバックドアを管理するキーメーカーを探
し出すことから始めなければならない。         
物語自体は、どうしても中継ぎだから、ちゃんとした結末が
ある訳でもなく、中途半端な感じは否めない。しかし、前作
でも結局その部分が評価された訳だが、目くるめくようなV
FXの氾濫で最後まで飽きさせない。          
しかも、前作はまだいわゆるカメラエフェクトが中心だった
が、今回は完全にディジタルエフェクトに移行しており、そ
の中に格闘技アクションが見事に填め込まれている。スタン
トとVFXの見事な融合という感じだ。         
そして本作では、ネオの存在の意味が明らかにされる。その
存在の意味が、最終話でどのように結末を迎えるのか…、11
月の公開が待ち遠しい。                
それにしても、予告編にも使われた100人のエージェント・
スミスとの闘いのシーンや、全長3キロのオープンセットを

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06月02日(月)
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