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On the Production
by 井口健二
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■第40回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 まずは待望の、この監督の新作の話題から。      
 『シックスセンス』『アンブレイカブル』『サイン』の3
作品をディズニーから発表しているM・ナイト・シャマラン
監督が、新たにディズニーと2作品の契約を結び、その1本
目の計画が発表された。                
 発表された作品の題名は、“The Woods”。1897年を時代
背景に、森に囲まれ、因習で固められたような部落で暮らす
人々と、その森に棲む不思議な生物との交流を描いた物語と
いうことで、もちろん脚本もシャマランが執筆している。 
 そしてこの作品には、00年公開『レインディア・ゲーム』
などに出演したアシュトン・カッチャーと、『サイン』でメ
ル・ギブスンの弟役を演じたジョアキン・フェニックスが主
役を務めることが発表された。             
 一方、シャマランの作品では、今まで女性が重要な登場人
物になることは少なかったが、今回は初めてヒロインが登場
するということで、その女優には、当初はキルスティン・ダ
ンストの起用が発表されていた。これはシャマラン自身が彼
女を想定して脚本を執筆したというものだったのだが…。 
 ところがダンストは、撮影中の“Spider-Man”の続編に続
いて“Wimbledon”への主演が決まっており、さらにキャメ
ロン・クロウ監督の次回作への主演も予定されているという
ことで、この秋に撮影される計画のシャマラン作品への出演
は不可能ということになってしまった。         
 このため急遽キャスティングが検討され、後任にブライス
・ダラス・ハワードという21歳の新人の抜擢が発表された。
なおハワードは、昨春までニューヨーク大学の演劇プログラ
ムに在籍し、その後は各地の劇場で演劇活動を続けてきたと
いうことだが、名前から気付かれた人もいると思うが、実は
『アポロ13』などの監督ロン・ハワードの娘ということで、
血筋は抜群の新人のようだ。              
 因に、ロン・ハワードは俳優出身の監督だが、彼の父親の
ランス・ハワードも、舞台演出なども手掛ける俳優兼脚本家
で、ブライスは俳優一家の3代目ということになる。   
 “The Woods”の撮影は10月にフィラデルフィアで開始さ
れ、公開は04年夏の予定になっている。         
 ということで、シャマランとディズニーの2本契約の1本
目を紹介したが、実は、ディズニーが監督と2本契約を結ぶ
場合には、その2本は連続で製作することが条件とされるの
が通常なのだそうだ。しかし今回の契約では、すでにシャマ
ランがディズニーで3本連続で監督していることも考慮され
たのか、連続という条件は付けられていない。      
 そしてシャマランは、「魅力を感じる原作本」のオファー
があったら、“The Woods”とその次のディズニー作品との
間に他社の作品も監督する可能性があると発言している。実
際、シャマランは以前にコロムビアで、E・B・ホワイト原
作の『スチュワート・リトル』の脚色を手掛けたことがある
訳で、オリジナル作品は難しいが、原作ものの映画化なら、
今回は監督も含めて可能性があるようだ。        
 ただしシャマラン自身は、すでにディズニーで次に手掛け
るオリジナル作品の構想もまとめ始めているという話もある
ようで、そこに割り込むには、かなり魅力的な原作を用意す
る必要がありそうだ。それからシャマランは、今回のディズ
ニーとの契約では1本当り8桁($)の金額が記載されてい
るということで、その金額も用意する必要があるようだ。 
        *         *        
 続いても待望の情報で、以前から紹介しているロアルド・

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06月01日(日)
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