ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■Nセキュリティ、マイ・ビッグファット、めぐりあう時間たち、D.I.、メラニーは行く、ヤァヤァ・シスターズ、母と娘、TaxiB
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介します。 ※
※一部はアルク社のメールマガジンにも転載してもらって※
※いますので、併せてご覧ください。 ※
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『ナショナル・セキュリティ』“National Security”
『バッド・ボーイズ』が評判の黒人スターのマーティン・ロ
ーレンスと、『クリムゾン・タイド』などのスティーヴ・ザ
ーン共演のバディコメディ。
バディコメディというのは、男同士または女同士が反発した
り協力したりしながら話を進めるタイプのコメディで、ハリ
ウッド映画では昔からよく作られている形式の一つ。特に警
官ものに人気作が多いようだ。
基本的には2人のキャラクターに魅力があれば、特別に大げ
さなアクションや特撮も不要で、どちらかというと、それほ
ど製作費を掛けないBムーヴィ的な作品に向いていると言え
る。そしてこの作品は、そんな系統としては典型的な1作と
言えそうだ。
一方は、警官志望だったが派手にやりすぎて警察学校を退学
になり、警官を逆恨みしている黒人男性。他方は、その男を
暴行しているかのように市民のヴィデオに撮影され、陪審員
裁判で有罪となって警官を退職させられた元白人警官。
当然犬猿の仲の2人が、共に警備会社の警備員となり、とあ
る事件から警察内部の腐敗を察知し、その追求のために協力
していかざるを得なくなる。
上にも書いたように大げさなアクションや特撮がある訳では
ないが、その分、物語が丁寧に作られているというか、上映
時間が1時間28分の割には起承転結のしっかりしたお話にな
っていた。
製作も兼ねるローレンスは、それなりに黒人らしい乗りの演
技をしているが、ザーンの方は、かなり屈折した設定で、ほ
とんどのシーンは苦虫をかみ潰したような感じ。それがまた
良いコントラストになっている。
それほど製作費の掛かった作品とは思えないが、アメリカで
はそこそこの興行成績を上げている。アメリカ人がこの手の
作品が好きということもあるのだろうが、それなりにしっか
りと作られていることも評価されたのだろう。
なお、タイトルは実在の警備会社の名前で、製作にも協力し
ているようだが、その辺の親しみ易さもあったのかも知れな
い。
『マイ・ビッグファット・ウェディング』
“My Big Fat Greek Wedding”
ギリシャ系カナダ人女優ニア・ヴァルダロスが、自分自身の
結婚にまつわる実話に基づいて書き上げた舞台劇の映画化。
ギリシャ系の女性が非ギリシャ系の男性と結婚式を挙げるま
での顛末が描かれ、アメリカではすでに1年近いロングラン
で、興行収入2億ドルを越える大ヒットを記録。今年のアカ
デミー賞脚本部門の候補にもなっている。
主人公は30歳独身の女性。典型的ギリシャ人の父親は、娘は
ギリシャ人の男と結婚して夫につくし、子供を3人生むもの
と決めている。彼女はもっと自立した女性像を目指している
のだが、現実は父親の経営するギリシャ料理店の手伝いをす
るしかない。
そんな彼女に転機が訪れる。またまた店にやってきた非ギリ
シャ人の男性に、一目で恋をしてしまったのだ。彼女は父親
を説得してコンピュータの講習に通い始め、叔母の経営する
旅行代理店を切り盛りするようになる。
そんな彼女のところに、件の男性が再び現れ、二人は順調に
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03月16日(日)
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