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On the Production
by 井口健二
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■第33回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 まずは、この話題から。               
 ワーナー製作、ブレット・ラトナー監督で計画されている
“Superman”シリーズの再開で、主演にヴィクター・ウェブ
スターという俳優の起用が有力になっている。      
 ウェブスターはカナダ出身で、現在は“Mutant X”という
テレビシリーズに準主役としてレギュラー出演。また、人気
シリーズの“Days of Our Lives”に出演していた他、映画
では、ディズニー製作でスティーヴ・マーティンが主演した
“Bringing Down the House”という作品にちょい役で出て
いたようだ。                     
 ということで、はっきり言って無名に近い新人の抜擢とい
うことになるが、顧みれば78年に前の『スーパーマン』シリ
ーズがスタートしたときのクリストファー・リーヴも、以前
はテレビシリーズの出演がある程度の新人だった訳で、その
点の問題はない。ただし、今回紹介されたウェブスターは、
身体的にちょっと背が足りないという情報もあり、その辺で
まだ最終的な契約に至っていないようだ。なお、出演交渉は
2本の続編を含む複数本の契約で進められているそうだ。 
 もっとも、“Superman”の契約では、以前のリーヴの契約
でも、主契約期間中はキャラクターのイメージを傷つけるよ
うな行為をしてはならないなどの付帯条項があったと言われ
ている。3本の契約ということは少なくとも6年間はそれに
縛られることになる訳で、これは俳優の側もかなり慎重にな
るだろう。リーヴも、結局その間には『ある日どこかで』や
『デストラップ』といった作品にしか出ていなかった。  
 なおこの配役には、以前はニコラス・ケイジが契約してい
たが、当時検討されていたティム・バートン監督の降板など
でキャンセルされた。さらにワーナーは、一時期この配役に
大物スターを狙い、噂ではジョッシュ・ハートネット、ジュ
ード・ロウ、アシュトン・カッチャー、ブレンダン・フレー
ザーらをテストしたということだが、思い通りの成果は得ら
れなかったようだ。                  
 また、今回映画化が計画されているJ・J・エイブラムス
の脚本は、リーヴ主演で映画化された前のシリーズを元から
再構築するということだ。そして前シリーズの第1作でマー
ロン・ブランドが演じたスーパーマンの父親役には、『レッ
ド・ドラゴン』でラトナー監督と意気投合したアンソニー・
ホプキンスが出演をOKしたという情報もある。     
        *         *        
 一方“Superman”と来れば、ワーナーのもう一つの人気シ
リーズは“Batman”だが、こちらにも動きが出てきている。
 この2大シリーズでは、ウォルフガング・ペーターゼン監
督による“Batman vs.Superman”の計画が進められたことも
一時あったが、この計画はペーターゼンがブラッド・ピット
主演の“Troy”に走ったために頓挫してしまった。    
 それに代って今回報告されているのが、『インソムニア』
のクリス・ノーラン監督の起用。そして主人公バットマン=
ブルー・ウェイン役には、ガイ・ピアースが興味を示してい
るということだ。                   
 因にノーランは、「僕はバットマンと共に育った世代だ。
僕は彼にずっと魅せられてきたし、そのキャラクターの構築
に何か寄与できるとしたらこんなに素晴らしいことはない。
彼は現実的で信頼の置けるスーパーヒーローだ。彼は魔法使
いではない。人間的なコンプレックスを持って、内面から来
るスーパーヒーローの資質の持ち主だ。」と、自らのバット

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02月15日(土)
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