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On the Production
by 井口健二
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■ゴーストシップ、アウトライブ、カルマ、オズワルド、テープ、ラスムス、おばあちゃんの家、六月の蛇
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介します。 ※
※一部はアルク社のメールマガジンにも転載してもらって※
※いますので、併せてご覧ください。 ※
※(http://www.alc.co.jp/mlng/wnew/mmg/movie/) ※
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『ゴーストシップ』“Ghost Ship”
『TATARI』『13ゴースト』に続くダークキャッスル製
作のホラー映画第3弾。
ダークキャッスルは、『ローズマリーの赤ちゃん』も製作し
た監督/製作者ウィリアム・キャッスルの思想を受け継ぐこ
とを主旨として、ジョール・シルヴァとロバート・ゼメキス
が設立したプロダクションで、ホラー専門に毎年1作ずつ製
作している。
そして前の2作はいずれも60年代に製作されたキャッスル作
品のリメイクだったが、本作でついにオリジナル作品に進出
となったものだ。
物語の舞台は、1962年に行方不明となったイタリア船籍の豪
華客船。その船が40年振りにべーリング海で発見される。
物語の主人公は、1隻のタグボートで大型船も回収するサル
ヴェージチーム。公海上で発見された無人船の所有権は発見
者のものになるという国際条約に基づいて、彼らは危ない回
収作業に命を張っている。
そんな彼らにうまい話が持ち込まれる。べーリング海の公海
上で船影を見たという話を、気象観測用飛行機のパイロット
が持ちかけたのだ。彼らは、回収で得た儲けは山分けという
ことで、2つ返事で船の目撃現場へと向かう。
そして発見した船にタグボートを横付けにした彼らは、客船
に乗り込み、そこで大量の金塊を発見するのだが…。
一方、チームの紅一点エップス(『ER』ハサウェイ看護婦
役のジュリアナ・マグリースが主演)は、船内で不思議な少
女の姿を目撃する。そして少女は、40年前から続く恐ろしい
真実を語り始める。
リメイクされた前の2作は、VFXを凝らしたり、いろいろ
工夫はしていたが、話自体の古さは否めなかった。それでオ
リジナル作品となったのだろうが、わざわざテーマを60年代
に行方不明になった幽霊船にする辺りは、よく判っていると
いう感じだ。
物語自体は、典型的な幽霊船もので、最近だとここに宇宙か
らの怪物が出て来たりするのだが、本作はそういうことはな
く正統派で進む。しかし大掛かりなスプラッターシーンを描
く辺りは、60年代の映画とはちょっと違った雰囲気にもなっ
ている。
とは言うものの、正直に言ってあまり恐くはない。実はキャ
ッスルの作品も、恐さよりは仕掛けで楽しませていたという
ことで、この作品も恐さよりは見事なVFXを見せようとい
う意識が高いと言えそうだ。特にスプラッターシーンの出来
は見事だ。
『アウトライブ』“飛天舞”
韓国の女性漫画家キム・ヘリンの同名の原作コミックスの映
画化。
元朝末期の中国を舞台に、「飛天神記」を名付けられた武術
の秘伝書を巡って、漢民族とモンゴル族、それに高麗族が壮
大な争奪戦を繰り広げる。
主人公は、高麗族の男ジナとモンゴル族の女ソルリ。この2
人の波乱万丈の恋物語がメインテーマだが、彼らに絡む主な
登場人物だけでも10人以上という物語で、プレスシートに掲
載された相関図もかなり複雑。ここで簡単に纏めて紹介でき
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12月16日(月)
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