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On the Production
by 井口健二
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■第27回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 今回もリメイクの情報から紹介しよう。        
 まずは、以前から計画されていた75年製作のパラマウント
作品“The Stepford Wives”(日本未公開)の再映画化に、
ニコール・キッドマンの出演が発表されている。     
 この作品は、『ローズマリーの赤ちゃん』などのアイラ・
レヴィン原作の映画化で、内容は、郊外の町に引っ越してき
た一家の妻が、町の様子の異常さに徐々に気付いて行き、町
の謎に迫って行くというもの。75年の映画化では、イギリス
出身のブライアン・フォーブスが監督、『卒業』や『明日に
向かって撃て!』などのキャサリン・ロスの主演で、脚色は
『明日に…』のウィリアム・ゴールドマンが担当していた。
 そしてその後この作品は、80年以降のテレビで“Revenge
of the Stepford Wives”“The Stepford Children”
“The Stepford Husbands”という続編が3本も作られる程
の長い人気を保っている。因に最後の作品は、ルイーズ・フ
レッチャーらの出演で96年に製作されたものだ。        
 オリジナルはサスペンスタッチで作られていて、キッドマ
ンにとっては『アザーズ』や、途中降板した『パニックルー
ム』の系統を期待したいところだが、実は今回の映画化は、
監督が元マペッツで、『リトル・ショップ・オブ・ホラー』
などのフランク・オズになっており、ブラックコメディの色
を濃くした作品にするということだ。          
 なお、キッドマンは来年1月に撮影開始予定の“Birth”
という作品の次に本作に入ることになっている。因に、先行
する作品は、35歳の女性が10歳の少年から恋を打ち明けられ
るが、その少年は彼女の死んだ夫の生まれ変わりを主張し、
彼女と夫との過去の出来事を語り始めるというもの。ニュー
ライン傘下のアート作品ブランド、ファインラインで製作さ
れる作品だが、同ブランドでは過去最高の2,000万ドルの製
作費が計上されているという作品だ。          
        *         *        
 お次は人気コミックスの映画化で、“The Phantom”。  
 原作のコミックスは、1936年2月17日にスタートした最初
のコスチュームヒーローと呼ばれている作品で、この後の、
38年スタートの『スーパーマン』や、39年の『バットマン』
の誕生の元になったとも言われている。特に『バットマン』
については影響が強いと言われているようだ。      
 また、物語の紀元も古く、初代のファントムは、元はアメ
リカを発見したコロンブスの部下で後に海運で成功したサー
・スタンディッシュという人物の息子というのだから、400
年以上の歴史の描かれた作品ということになる。     
 なお、設定では、父親と共にインド洋を航海中に海賊に襲
われ、唯一人の生き残りとなった息子のキットが、ピグミー
族の助けを借りて神秘の森の奥深くに基地を設け、そこから
世界の悪との戦いを繰り広げるというもの。従って本人は普
通の人間で、その使命は代々引き継がれているのだが、コス
チュームで素顔を隠しているために、一般には不死身のヒー
ローと思われているという物語だそうだ。        
 そしてこの原作は、43年に15巻の連続活劇として最初の映
画化がされているが、実は、96年にパラマウントの製作で、
サイモン・ウィンサー監督による長編映画化もされている。
 この96年版は、『メンフィス・ベル』などのビリー・ゼー
ン主演、共演者にはキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ケリー
=ヒロユキ・タガワ、サマンサ・エッガー、パトリック・マ
ッグーハンの名前が並んでいるという大変な作品だったのだ
が、ガイドブックの紹介では、「『インディ・ジョーンズ』

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11月15日(金)
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