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On the Production
by 井口健二
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■第25回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 今回はリメイクの話題から紹介しよう。        
 まず1本目は、79年にウォルター・ヒルの脚本、監督で発
表されたアクション映画“The Warriors”(ウォリアーズ)
のリメイクが、『スパイゲーム』などのトニー・スコットの
監督で計画されていることが報告された。        
 オリジナルの物語は、抗争を繰り広げるニューヨークのス
トリートギャング団が、和平を進めていた大ボスが殺された
ことから抗争を激化させる。その中を、主人公たちのグルー
プが自分たちのシマを目指して突破して行くもので、次から
次へと襲ってくる敵ギャング団を、いろいろな策略や正面切
った対決などで打ち倒して行くというものだ。      
 今から考えて見ればこの構成は、アクションゲームそのも
のという感じでもあり、その意味では時代を先取りしていた
というところでもあるが、当時はマンガチックな構成などと
批評されながらも、その見事なアクション演出と過激なヴァ
イオレンス表現で、後のアクション映画の方向付けをしたと
も言われている作品だ。                
 因に、脚本家出身のヒルは、75年に自らの脚本による“St
reetfighter”(ストリートファイター)で監督デビューし
ているが、この作品は同じ名前のヴィデオゲームの基になっ
たとも言えるものだ。それから79年といえば、ヒルが製作を
担当し、トニーの兄のリドリー・スコットが監督した『エイ
リアン』が公開された年でもある。           
 そして今回発表された計画では、79年のヒル作品を、21世
紀にマッチしたものに現代化して再映画化するということだ
が、その準備状況としては、先にジョン・グレンとトラヴィ
ス・ライトという脚本家に脚本が依頼されて、香港製マーシ
ャルアート映画のような脚本の第1稿がすでに完成している
そうだ。またスコット自身はこの計画について、「自分の最
も好きな映画の舞台を再訪できることを楽しみにしている」
と語っている。製作はパラマウント。          
 ただしスコットは、その前に、来年早々にリジェンシーで
“Man on Fire”という作品が予定されており、さらにユニ
ヴァーサルで“American Caesar”と、インターメディアで
“Pancho Villa”という作品の予定もあり、今回のリメイク
がいつ実現するかは予断を許さないようだ。       
        *         *        
 お次は往年のテレビシリーズからで、アメリカでは75〜79
年にABCで放送された“Starsky & Hutch”(刑事スタス
キー&ハッチ)の劇場版リメイクが計画されている。   
 このシリーズは、日本でも『スタ・ハチ』の愛称で人気の
あったものだが、型破り刑事2人組が活躍するアクションコ
メディ・シリーズで、オリジナルは、後に『バトル・ランナ
ー』などの監督となるポール・マイクル・グレイザーと、デ
イヴィッド・ソウルが主演。ジーパンに皮ジャンという当時
としては斬新なスタイルと、2人の絶妙のコンビネーション
で、特に若い世代に絶大な人気を博していた。      
 そして今回発表されたのは、このシリーズを、『ズーラン
ダー』『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』と共演作の続くベ
ン・スティラーとオーウェン・ウィルスンのコンビで劇場版
リメイクしようという計画だ。なお、スティラーとウィルス
ンは『ミート・ザ・ペアレンツ』でも顔を合わせているが、
特に『ズランダー』での掛け合いは、日頃でも付き合いの深
いことを伺わせていた。その2人が、いよいよ本格的なコン
ビで主演するという訳だ。               
 因に、この計画は、今年度オスカーを受賞した脚本家のア

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10月15日(火)
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