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On the Production
by 井口健二
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■ガール・フロム・リオ、K-19、ショウ・タイム、マイ・ラブリー・フィアンセ、夜を賭けて
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介します。 ※
※一部はアルク社のメールマガジンにも転載してもらって※
※いますので、併せてご覧ください。 ※
※(http://www.alc.co.jp/mlng/wnew/mmg/movie/) ※
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『ガール・フロム・リオ』“Girl from Rio”
ロンドンとリオデジャネイロを舞台にしたイギリス、スペイ
ン合作のコメディ。
主人公はシティの銀行マン。彼は支店次長の地位には居るも
のの支店長昇進の望みはなく、唯一の楽しみはと言えば、妻
に内緒で主宰するカルチャーセンターのサンバ教室。そして
夢は、サンバ雑誌の表紙を飾る女性と一緒に踊ること。
しかしクリスマスを3日後に控えた日、彼は妻の裏切りを知
り、傷心のままクリスマス休暇前の閉店の確認をして金庫室
に入った彼は、思わず目の前の札束の山をゴミ袋につめ、持
ち出してしまう。そして大金をつかんだ彼が目指すのは、リ
オデジャネイロ。
リオに着いた主人公は、最高級ホテルのスウィートに宿泊、
憧れの女性探しを始める。そして女性は意外と簡単に見つか
るのだが…。これに怪しげなタクシー運転手やスラム街の顏
役らが絡んで、てんやわんやの騒動が巻き起こる。
夢と言えば夢物語で、こんなに話が上手く行けば…という感
じだが、日本もイギリスも不況から抜け出す道も見つからず
どん詰まりで、たまにはこんな景気の良い話も良いじゃない
かという感じ。他愛もない話だが、見る方もこんな夢物語を
期待しているのだ。
主演のヒュー・ローリーは『ステュアート・リトル』のお父
さん役で知られるが、同作のアメリカンファミリーのパパ振
りに対する本作のイギリスの銀行マンらしさは見事だし、ち
ゃんとサンバのステップを踏んで見せるあたりはさすがのも
のだ。
リオのスラム街でサンバというと、何といっても『黒いオル
フェ』が印象に残るが、それにも登場する路面電車がちゃん
と写るあたりは、監督も良く判っている感じがした。
『K−19』“K-19: The Widowmaker”
ドキュメンタリー作品では実績を築いているナショナルジェ
オグラフィックが、初めて劇映画に進出した実録ドラマ。
1961年。冷戦下のソ連が就航させた最初の原子力潜水艦は、
建造中から数多くの事故死亡者を出し、ウイドウメーカーと
いう異名をとっていた。
そのK−19号潜水艦の初航海は、テスト航海であると同時に
実戦配備で、北極海でミサイルの発射実験を行った後は、そ
のままアメリカ東海岸のワシントンとニューヨークをミサイ
ルの射程に納められる場所を目指すことになっていた。
しかし大西洋北部を航行中に原子炉の冷却水循環パイプに亀
裂が発生、原子炉は暴走を始める。そしてそのパイプを原子
炉の中に入って修理しなければ、やがて原子炉は爆発し、そ
れは、一触即発の緊張状態にある米ソの直接対決の引き金と
なる可能性をも孕んでいた。
この事態の中で乗組員たちは、高放射能レベルの原子炉の中
でパイプの交換修理を実行、多数の死者を出しながらもつい
にそれをやり遂げる。しかしこの英雄的行為に対して当時の
ソ連政府は事故そのものを隠蔽し、ましてや艦長を査問にま
で掛けたという物語だ。
この出来事自体は、ソ連崩壊後に公にされ、ナショナルジェ
オグラフィック製作のテレビ番組としても先に公開されてい
るが、今回はハリスン・フォードとリーアム・ニースンを主
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10月02日(水)
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