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On the Production
by 井口健二
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■第24回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。 ※
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またまた続報で、前回報告したウォルフガング・ペーター
ゼン監督の“Troy”に関連してワーナーでは、先に発表され
ていたペーターゼン監督の“Batman vs.Superman”の計画
を断念、替えて「スーパーマン」復活の物語を製作すること
が報告された。
しかもこの監督を、当初予定されていた『チャーリーズ・
エンジェル』のMcGではなく、ユニヴァーサルで『レッド・
ドラゴン』を撮り終えたばかりのブレット・ラトナーが行う
というものだ。前回報告した“Troy”の製作発表では、元々
ペーターゼンのスケジュールが無理ではないかという話もあ
ったが、裏ではちゃんと根回しが進んでいたようだ。
そしてラトナーは、「子供の頃に見た映画の第1作の思い
出を大事にして、その思い出を今の子供たちにも持ってもら
えるような作品にしたい」と抱負を語っている。因に、ラト
ナーは『ラッシュアワー』に関しても、「昔のエディ・マー
フィのイメージでクリス・タッカーに演じてもらった」とい
うことで、そういう言回しの好きな人のようだ。
なお脚本は、J・J・エイブラムスによるものがすでに完
成しているということで、そこにはスーパーマンの父親ジョ
ー=エルも登場していると言われている。そしてその配役を
ラトナーは、『レッド・ドラゴン』の主演アンソニー・ホプ
キンスに交渉しているという噂もあるようだ。
この役は、前の第1作ではマーロン・ブランドが、1週間
程度の撮影で当時の史上最高の出演料を取り、しかも同時に
撮影したシーンを、契約を盾に第2作に使用させなかったな
どの話題を撒いたものだが、ホプキンスならそんな駄々を捏
ねることはないだろう。
となると、残る問題はクラーク・ケントとロイス・レーン
の配役だが、ラトナーの発言ではそれらは今のところ未定。
ただし主演にニコラス・ケイジを使うつもりはないとしてい
る。またこれによって、『ラッシュアワー』の続編の計画は
ちょっと先に延ばすしかないということだ。
* *
次もスーパーヒーローの話題で、今年度の最大のヒット作
となりそうな『スパイダーマン』の関連で、来年1月の撮影
開始が予定されている続編の脚本を、ピュリツァー賞受賞作
家のマイクル・シェイボンが担当することが発表された。
この続編は“The Amazing Spider-Man”という題名で製
作されることが決まったようだが、この脚本については第1
作を手掛けたデイヴィッド・コープが最初のドラフトは書い
たものの自らの監督デビューのスケジュールが決まって脚本
は断念。その後、『シャンハイ・ヌーン』などを手掛けるア
ルフレッド・ゴーズとマイルズ・ミラーが引き継ぐことが発
表されていた。しかしこのほど、その脚本をシェイボンが担
当することが公式に発表されたものだ。ただしシェイボンは、
今回の脚本の執筆に当って他人のドラフトは使用せず、自分
の物語で執筆するとしているそうだ。
なおシェイボンは、上にも書いたようにピュリツァー賞の
受賞作家だが、その作品“Amazing Adventures of Kavalier
& Clay”は、ユダヤ人の画家が自らの夢を託したスーパー
ヒーローのコミックスで成功を納めるというもので、コミッ
クスの事情には精通している。また96年には当時フォックス
が製作していた『X−メン』の脚本に招請されたが、この時
は彼が提案したアイデアは採用されなかったということだ。
しかしコミックスをこよなく愛する作家であることは間違
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10月01日(火)
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