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On the Production
by 井口健二
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■第23回
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※このページは、キネマ旬報誌で連載中のワールドニュー※
※スを基に、いろいろな情報を追加して掲載しています。※
※キネ旬の記事も併せてお読みください。       ※
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 今回は最初に続報を2つ紹介しよう。         
 まずは、前回紹介したウォルフガング・ペーターゼン監督
の“Troy”で、この大作の主人公アキレス役を、ブラッド・
ピットが演じることが発表された。ピットは、98年の『ジョ
ー・ブラックをよろしく』では死神の役を演じたが、今度は
神の子という訳だ。なお、アキレスは女神テティスの子で、
トロイア戦争ではギリシア軍随一の英雄として、原作「イリ
アス」の中心人物の一人とされている。しかし最後はアポロ
ンの放った矢によって、不死身の身体の唯一の弱点だった踵
のアキレス腱を射られ死亡したというものだ。      
 まあピットの風貌なら、神の子でも問題なく演じられると
は思うが、ギリシャ神話というと、あの短いスカートのよう
な衣装が思い浮かぶ訳で、ピットはあれを着るのだろうか。
それとアキレスは不死身の英雄と言われる人物だが、いずれ
にしてもかなりのアクションシーンはありそうで、特に剣戟
シーンはかなり激しくなりそうだ。それをどのように演じる
か、ピットのアクションシーンも早く見てみたいものだ。 
 ということで、ペーターゼン監督の新作の準備は着々と進
んでいるようだが、ピットとワーナーでは、別に第18回で紹
介したダーレン・アロノフスキー監督、ケイト・ブランシェ
ット共演のSF大作“The Fountain”の計画も進んでいた。
この計画は、前回にも紹介したように、元々は昨年の秋に撮
影開始の予定だったものが、1年近く遅れてようやく動き出
したものだったが、実はこの計画に対しては、ワーナーから
の公式発表で製作延期が報告されたようだ。       
 ただし今回の発表では、ワーナーから「“The Fountain”
の計画を進められなくなったことを非常に残念に思う。アロ
ノフスキーは非常にユニークな視点と優れた才能を持った監
督であり、我々は彼との共同作業を今後も続けて行く」とい
うコメントが付けられており、同時にピットからも、「1年
半に亘ってこの計画を一緒に進めてきたので、今回のことは
私自身も非常に残念に思っている。ダレンには友情と尊敬の
気持ちを持っており、何時か“The Fountain”をやれる日が
来るまで、彼を励ましていきたい。」というコメントが発表
されている。                     
 つまり、計画は中止という訳ではないようだが、すでに進
んでいた計画を一度中断して再開するのは、最初から始める
よりも大変だという説もあり、前途は多難なようだ。しかし
この計画はピットも気に入っているようなので、アロノフス
キーには再三の延期にめげずに頑張ってもらいたいものだ。
 因に、アロノフスキーとワーナーの間では、バットマンの
誕生を描いた“Batman Year One”という計画もあり、当面
アロノフスキーはその計画を進めることになりそうだ。しか
しそうなると、前回でも紹介したようにペーターゼン監督の
“Batman vs.Superman”が04年の公開で、“Year One”の
公開がその翌年としても、“The Fountain”をやれるのは、
早くて05〜06年ということになりそうだ。         
        *         *        
 続報のもう1本は、これも前回紹介したニューライン製作
“Freddy vs.Jason”の計画で、主演に予定されていたブラ
ッド・レンフロの降板が報告され、その後任にジェイソン・
リッターという俳優の抜擢が発表された。        
 リッターは、この9月の第2週に全米公開されて、No.1ヒ
ットを記録したハイスクールスリラー“Swimfan”にも出演
しているが、このときはクレジットで6番目の配役だったか
ら、それが主演はかなりの抜擢と言えそうだ。なおアメリカ

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09月15日(日)
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