ID:47635
On the Production
by 井口健二
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■サイン、8人の女たち、ドールズ、トリプルX、スパイキッズ2、記憶のはばたき、ダウン
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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介します。 ※
※一部はアルク社のメールマガジンにも転載してもらって※
※いますので、併せてご覧ください。 ※
※(http://www.alc.co.jp/mlng/wnew/mmg/movie/) ※
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『サイン』“Signs”
ミステリーサークルの謎を描いた『6センス』『アンブレイ
カブル』のM・ナイト・シャマラン監督作品。
主人公は、妻を不慮の事故でなくして信仰を捨てた元牧師。
元マイナーリーグのホームラン王だった弟と、喘息が持病の
息子と、水について異常に神経を使う幼い娘と共に農場で暮
らしている。
そんな主人公のトウモロコシ畑にミステリーサークルが出現
する。それは誰かの悪戯か、それとも何かが起る予兆なのだ
ろうか。
物語については、映画を見ていただくのが一番良いが、『6
センス』がオカルトを逆手にとった作品、『アンブレ…』が
ヒーローコミックスを逆手にとったオタク映画だったとする
と、本作はSFの1ジャンルをある意味で逆手にとった作品
と言える。
出だしの音楽から、ちょっとレトロっぽく来るのだが、後半
はモロに50年代のその手のSF映画そのものという感じがし
た。
主人公が元牧師だったり、信仰の問題が絡むのがちょっと気
になる人もいるようだが、僕はシャマランが初めてSFを意
識してくれたことを素直に歓迎したい。
『8人の女たち』“8 femmes ”
1917年生まれのダニエル・ダリューから、43年生まれのカト
リーヌ・ドヌーヴ、65年生まれのエマニュエル・ベアール、
79年生まれのリュディヴィーヌ・サニエまで、フランス映画
の各時代を代表する女優8人が織りなす舞台劇を思わせるダ
ークコメディ。
時代は1950年代、雪に閉ざされた郊外の大邸宅に、ロンドン
に留学していた長女がクリスマス休暇で戻ってくる。
その家は企業家の主人のもので、普段家には、妻と次女、妻
の母親、妻の妹、2人のメイドが暮らしていた。しかし長女
の帰宅直後に、主人が書斎で背中を刺されて死んでいるのが
発見される。やがて主人の妹も現れ、8人による犯人捜しが
始まるのだが…。
邸宅に他人が出入りした気配はなく、電話回線は故意に切断
され、自家用車も動かない。さらに門も雪で開かなくなり、
塀を越えることもの不可能になる。そして8人の告発の仕合
いから、一家を巡るいろいろな問題が明らかにされて行く。
この物語に、8人の女優それぞれに1曲ずつの歌と踊りが添
えられ、時代を写したファッションと共に、華麗に且つダー
クに進行するというものだ。
最後にはグランドフィナーレも用意されているし、構成は舞
台劇そのもの。その中で大女優たちが大演技を繰り広げる。
僕としてはダリューのカクシャクとした姿や、ドヌーヴが久
しぶりに歌って踊る姿を見られただけでも大満足といった作
品だった。
『Dolls[ドールズ]』
いろいろな意味で1作ごとに話題を提供する北野武監督の第
10作。
僕がこの映画が好きかどうかと問われれば、多分好きと答え
るだろう。しかしどこが良いかと問われたら、かなり答えに
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09月02日(月)
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